こんにちは!
日ごとに太陽の暖かみが増し、花も咲き始める時期となりました。
動物も活動を始め……人間も運動を始める良い頃合いではないでしょうか?
冬は寒さと雪で外に出るのは億劫、でも家で筋トレをするには誘惑がたくさん……ジムはお金と時間が掛かるし……と何かと行動を制限しがちな季節ですから。
そんな期間だったからこそ、外で開放的に体を動かしたいという方もいると思います。
そこで今回は開放的な気分になれる花巻市の公園をご紹介します。
自然豊かで開放的な公園
花巻市広域公園は山々の麓にある広い公園です。
運動場のほかテニスコートやゴルフ場、釣り池や遊具広場をはじめ食堂併設の無料休憩所などもあり、子供から大人まで1日中楽しむことができます。
また、多種多様な動植物もあり、野生動物とも遭遇するため自然の勉強をするには絶好の場所です。
一部、テニスコートやグラウンド、ゴルフの利用は有料となりますがその他は無料で楽しむことができます。
さらに敷地内には日帰り入浴や宿泊が可能な金矢温泉や近くに花巻温泉などもあり、観光旅行ついでに寄るのもぴったりです。
アクセス
花巻市広域公園は以前紹介した釜渕の滝がある花巻温泉郷と花巻南温泉峡の間にあります。
車ですと新花巻駅、花巻駅から西へ約20~15分ほど……花巻ICからだと約10分ほど掛かります。
山の麓にある自然豊かな公園で駐車場もかなり広いです。
開園期間 | 4月1日~11月30日(※冬期間は閉鎖されています) |
開園時間 | 9時~17時 |
駐車場 | あり(無料) |
敷地内にはグラウンド・ゴルフやテニスコートなどがあります。(※ただし、こちらを利用する場合は有料ですが、特定の日に限り無料で開放されている場合もあります)
また、近くには県民ゴルフ場もありますが……今回ご紹介するのは料金の掛からない家族向けの公園利用の紹介となります。
ご了承下さい。
それでは、敷地内の紹介に移ります。
花巻広域公園探勝レポート
花巻広域公園~イベントゾーン~
少々見づらくて申し訳ありません。
こちら、花巻広域公園の駐車場にあります案内板になります。
軽く目を通して頂くと分かる通り、結構広い敷地面積です。
園内が広大な為、こういう案内板が敷地内にいくつかあり、それぞれのゾーンに分かれています。
まず最初に紹介するのはイベントゾーンですね。
結論からいうとここは小さい子供向け、または家族向けのゾーンになります。
百聞は一見にしかず……まずは中に入りましょう!
鬼剣舞と賢治世界モチーフのモニュメント
駐車場から公園内の入り口はこの『鬼剣舞の門』という地下通路を通って入ります。
鬼と剣……『鬼滅の刃』ですね~!
……いえ、特にコラボなどはしていませんが流行に便乗して。
正直、アニメ2期が待ち遠しい次第です。
中に入ると距離は短いですが、壁面に花巻名物の鹿踊りと北上名物の鬼剣舞が描かれています。立派ですね!(……ん? 北上名物?)
そうして、抜けると今度は……
フクロウやネズミのモニュメントが出迎え、石畳の広場が現れます。
森の小動物は宮沢賢治作品でもよく取り入れられていますね。
この辺り周辺は『ポランの広場』『ヨダカの塔』など名前が付けれていますので、やはり宮沢賢治を意識して作り込まれているようです。
奥に僅かに見えている芝生の広さが気になると思いますが、その前にレストハウスを見てみましょう。
レストハウスには……
こちらレストハウスの正面になります。
字はちょっと見えにくいですが『無料休憩所』と書かれています。
入り口にはさまざまな動物の剥製が!
特に天然記念物のニホンカモシカの剥製は一見の価値ありです。
ちょっとした博物館みたいですね。
中はトイレはもちろん、自販機や公園内で行われたイベント情報、写真の展示物などがあります。
奥の方には食堂らしきものがありましたが、この日は平日に行ったためか営業していませんでした。
テーブルと椅子があり屋根があるだけでもありがたいですが、中も広いので人がいない時はのんびりと休められます。
広大な芝生と鯉の棲む池
では、さきほどチラッと見えていた奥の芝生ですが広さは……
これほどまでに広いです。
サッカーや野球を同時に行っても問題ない広さ。
それに地面ではなく芝生なので小さい子がはしゃいで転んでしまってもケガが無い、安心安全なものとなっています。
そして、広場の反対側にはこんな所があります。
柵に囲われた池……ちなみに少し分かりにくいですが柵のある所まで行くには離れ小島のような道を行かなければなりません。
普段ならそのまま歩いて行けますがこの日は一昨日に雨が降ったためか、溝の部分に水が溜まり飛び越えなければ濡れるハメに……。
難易度としては軽いアスレチック程ですね。
股関節が痛い方はご注意を……。
柵に近づくと池に棲んでいる鯉がすぐに近付いてきます。かなり人懐っこいですね。
駐車場近くにあるゴルフ場管理所では鯉のエサが売っていますので、恐らくそれが狙いでしょう。
健気に口をパクパクしながら待っていますが、私はエサを持っていませんでした。
ごめんよ……(T_T)
ちなみにどれくらい近いかというと……
ほぼ足元ですね。
柵の隙間から手を出せば、指の長い人はすぐ触れます。
レストハウス裏手へ……
次は少し離れてレストハウスの裏へと回ります。
公園内はスロープがあり、足に不安のある方や車椅子の方でも気軽に利用出来るようになっています。
水場のあるこちらは通称:ジャブジャブ池と呼ばれている場所です。
水は足首ほどまで……今は人がいないため寂しいですが、夏場になると小さい子達が水遊びをする為に賑わいます。
近くには子供達が遊べる遊具もあります。
今の世の中、昔馴染みだった多くの遊具が消えていき、住宅街にある公園の遊具はごく僅かとなりました。
ですが、ここなら遊具もたくさんありますし同じ子供連れの親御さんも多いので色々と安心ですね。
さて、これでファミリー向けのイベントゾーンのご紹介を終わります。
続きましては年配、大人向けのゾーンの説明となります。
もちろん、無料の場所ですよ!
花巻広域公園~植物園ゾーン~
続きましては植物園ゾーンの案内となります。
植物園といってもハウスの中で見るのではなく、あくまで自然の状態で……ということになります。
さきほど遊具のあった広場(通称:ちびっこ広場)を奥に行くと始めに蓮の群生地であるハス池があります。
……はい、すみません。
蓮どころか水すらありませんね。本当に申し訳ありません。
時期が時期なもので……ここを狙って行くのならば雨季か夏場に行った方が良さそうです。
そして、重ね重ね申し訳ありませんが……植物園ゾーンの写真を撮り忘れてしまいました。
誠に申し訳ありません……(T_T)
本当はこの先に花木園や卓球台のある休憩所(※現在はコロナウィルス感染対策の為、卓球台はありません)、郷土の森と呼ばれる県内市町村指定の木々で出来た森があるのですが……
せめて、その森の上にある展望台をご紹介します。
中には椅子もあり、眺望も良好な休憩所となっています。
高台にあり、広域公園の中でも端の方にありますので見つけてみてください。
それでは、最後のゾーンの説明にいきます。
花巻広域公園~水と芝生のゾーン~
一旦、駐車場へ戻り……鬼剣舞の門を通らず、広域公園道路の入り口を目指していくとひっそりと小道が現れます。
そこから先は桜並木が門となる水と芝生ゾーンの入り口となります。
ここを通るのは主に金矢池で釣りをする太公望達となります。
私も釣りの際はこちらの道を利用します。
車も来ないし、スケートや自転車の練習をするには丁度いい広さと道路……そう思う方もいると思いますが、一つ注意があります。
この道のすぐ傍にある池は先に紹介した鯉の棲む池やジャブジャブ池とは違い、結構深いです。
しかも、池側にある垣根や柵は低いうえに場所によってはそのようなバリケードも無いため、万が一池に落ちた場合は危険なので、ここではやらないことをおすすめします。
この道を行き、公衆トイレ近くにある小道を右に行くと釣りが出来る金矢池に辿り着けます。
初心者から玄人まで利用する自然派釣り堀
こちらの池……一般の釣り堀とは違い、料金は掛かりませんが道具やエサの貸し出しは行っていないため、釣りをする場合は自前で準備することとなります。
池には鯉やフナ、ヘラブナといった魚達がいます。
日曜は家族連れ、平日の昼間はベテランの風格を漂わせる釣り人達が糸を垂らしています。
この日、来た時は桟橋は沈んでいましたが普段はちゃんと行くことが出来ます。
水深は岸辺りはかなり浅く、長い仕掛けでは釣りが難しくなります。
やはり丁度いいのは桟橋からとなります。
短いヘラ竿を使うベテランの方々は奥の方で竿を出す傾向にあるみたいです。
ただ、奥に行くほど大きな鯉が掛かってくる割合が高いので、普通に釣りをするならやはり桟橋付近が一番です。
私はここでヘラブナ釣りを学び、その魅力にどっぷりとハマりました。
ただ、ここで鯉を釣り上げたことはまだありません。
この池の鯉は先に紹介した池の鯉と違い、暴れっぷりが凄いです。人に対して警戒心むき出し……まさに野生の鯉です。
同じ敷地内なのになぜこうも違うのか……。
エサの貸し出しもないので、普通の釣り堀と違って餌付けはされておらず、エサを投げ入れてもすぐには食べにきません。
釣れずに帰る子供連れのお父さんの寂しい背中を私は何度も見ています。
そこで一つ……こんな私ですがそのようなお父さん達に助言を。
ここでは水深が低いのでリールの付いた投げ竿はあえて使わず、渓流などで使う万能竿を使用してしてください。
ウキはよく売っている丸いウキよりも細めのウキ……出来ればヘラブナ用がベストですが、値段が高いので出来るだけ細めのウキを使ってください。
ここの魚は一気にエサを食べず、ちょこちょこ食べるためです。
そのエサに関してはミミズやパンの耳よりも混ぜて作る練りエサが良いです。
出来ればいくつもの種類を配合して自分で作る練りエサが一番ですが……ここの釣り場は玄人釣り師がそのようなエサを使い、釣果を上げているためか他のエサはなかなか食べないためです。
ウキは完全に沈みきるよりも大きく動いたら合わせてください。魚が針に掛かってからではなく、魚の口に針を掛けさせるイメージです。
それでも、釣れないような時は……奥にいる釣り人に聞くのもいいでしょう。
寧ろ、釣果を上げている人がいたらその人はほぼ常連さんなので、気軽に教えて下さると思います。(私の時は鯉に何度もエサを取られて、釣り場を休めるために様子を見に来た……とのことでした)
ここは釣りの基礎基本を実践するには良い場所なので、もし釣果を上げられたら本格的な野外の釣りでも自信を持てると思います。
確実に魚はいるので釣りをよくする人は雪解け後の腕鳴らしにも丁度良い場所です。
ただ、禁止にはなっていないようですが小さいお子さんもよく来ますので針の多いルアーなどの使用はご遠慮ください。
展望台へ……
それでは最後に展望台へと行きましょう!
あれ? 展望台ってさっき出なかった? と思う方もいると思いますが、ここで紹介するのは別の大きな展望台です。
こちらが展望台へ行く階段となっております。
場所は釣り場の池の入り口である公衆トイレの手前ほどに位置しています。
奥の方に僅かに見えているのが展望台ですね。
ここの階段がまた多く、長いこと……往復ダッシュの良いトレーニングになります。
展望台から見る花巻市の景色です。
……ほとんど木しか見えないですね。それとも写真の腕が悪いのか……(恐らく後者)
展望台は円状になっており、広域公園内も一望出来ますよ!
おわりに
さて、これで花巻広域公園の紹介は以上になります。
もう少し暖かくなれば花々が咲き、木々も生い茂って緑濃い公園となります。
しかし、山の麓にある公園の為か園内にはクマや蛇、蜂、アブなども現れますので虫除けスプレーなどを持参した方が良いでしょう。
遊ぶも良し、ピクニックするも良し。
走り込んだり、トレーニングするのも良し。
動植物鑑賞や釣りも良し。
色々なことが自由に伸び伸びと出来る公園なので、花巻に来た際はぜひ寄ってみてはいかがでしょうか?
ただし、みんなが使う公園なのでマナーはきちんと守りましょう。