おばんです、シードルです。
2024年の『新語・流行語大賞』……もうすでにご存知の方もいるでしょうが、年間大賞に選ばれたのは阿部サダヲさん主演のドラマ『不適切にもほどがある!』の略語『ふてほど』となりました。
他にノミネートされたものとしては『はいよろこんで』や『裏金問題』、『50ー50』や『トクリュウ』といったものなどが挙げられていました。
いや~、こうしてみると今年一年も色々なことがあったんだなぁ、と改めて感じます。
「今年ってなにがあった?」と聞かれるとすぐに答えられないほど世間に疎い私ですが、候補として挙げられた言葉を見ると「確かにあった」と思い出すことができます。
思えば新年早々、元旦から石川県では大きな地震が始まるという波乱の幕開けとなりました。
東日本大震災を経験した身としては、あまり気持ちの良い門出ではなく……「なにかある年なんじゃないか」と不安に駆られたこともありました。
しかし、気が付けばあっという間に12月……能登半島地震の復興活動も地震が起きていた当初の三ヶ月はよく報道されていましたが、今となっては芸能人の話題や政府関係の放送で埋め尽くされ、ほとんど流されなくなりました。
ある程度、復興しているからなのか……と思っていたのですが、蓋を開けてみると復興はあまり進んでいないばかりか、豪雨災害も重なり、状況はあまり進展していない様子……。
こういってはなんですが、東日本大震災の時と同様の動きができれば、復興スピードも速くなるんじゃないかと思うんですが……どうも、あの時に比べると動きが緩慢な気がします。
様々な場所で被災に遭われた方々には一刻も早く心安らかになっていただきたいものです。
寒さと飢えというのは体力だけでなく精神力も削ります。
お金の問題も大事ですが、一点集中して復興し、各地域を安定させてから国の舵取りに臨んで欲しいですね。
そんな不安定な国内の中、国外で活躍している大谷翔平選手にはもう脱帽です。
毎年、何か偉業を達成しており……一体、いくつ樹立させたらこの破竹の勢いは収まるのか、と疑問に思いながらテレビを見ています。
さらには佐々木朗希選手のメジャー移籍、菊池雄星選手による花巻の野球複合施設の提供……もう活躍が目覚ましくて、同世代としては誇らしいです。
私自身も頑張らねば、と勇気を頂いています。
彼らは現在の日本にとって励みであり、将来に強い不安を抱く若者たちの希望の光となっていることでしょう。
若者といえば今年は特にSNSによる犯罪が多かった印象があります。
匿名流動型犯罪グループ『トクリュウ』による闇バイトやそれに伴う強盗事件の激化、いじめや売春……後半は今までもありましたが、世の中が便利になるにつれて新たな犯罪も生まれています。
これはもう必然としか言いようがありませんが、時代のあまりにも早すぎる流れに法律がついていけない……というのは少しマズイような気がします。
現に大人はおろか、行政や国も機能不全に陥っているのですから、利便性の追求よりも基盤固めをしっかり行うべきだと思います。
特にマイナンバーカードによる保険証の義務付け……未だカードを作成していない人がいる中でそれを強要するのは危ないです。
これは私の実体験ですが、引っ越しをして役所で住所変更をしたあと、とある事情で住民票が必要になり、マイナンバーカードを使ってコンビニで発行しようとしたところ……「使えません」との表記が…………その後、再び役所に行き事情を話すと住所変更をしてから24時間は役所以外でカードによる行政書類の発行が不可になるとのことでした。
これを知っている人は果たして今、どれくらいいるのでしょうか?
私もそうですが事後報告により知る、というのが大半ではないでしょうか?
役所に勤めている方も全て把握しきれていないこのカードを運転免許証や保険証にしていいのか……正直、個人的にはシステムエラーや紛失した際に備えて、マイナンバーカードと保険証は別にするべきだと思うのですが、国から『義務』とされたらもうどうすることもできません。
色々と不安が払拭されていない中で終わる今年……来年は少なくともこれらの問題がいくつか解決していることを願っています。