おばんです、シードルです。
本日から約1週間ほど日本海側を中心に襲来してくる大寒波。
数年に一度………そんなフレーズは毎年聞きますが、天気図を見ると今回はかなりヤバそうです。
特に新潟、石川、山形などは降雪予想量がMAXを超えているほどで………流石は気象庁と国土交通省が揃って会見を開くだけのことはあります。
しかし、コロナの時もそうでしたが「不要不急の外出を控えて…」とよく言われますが、正直な話しこんな豪雪の中を散歩する人はまずいないでしょうし、みんな何かしらの用事があって出たくもない外に出ているのですから、今さら言わなくても良いんじゃないかな? と思います。
とはいえ、この大寒波がもたらすものは悪いことだけではありません。
岩手県の盛岡市にある『岩洞湖』はようやくしっかりとした氷が張り、2/6に氷上釣りが解禁となるそうです。
私が知る限りでは過去の中でもっとも遅い解禁日ではないでしょうか?
昨年も少し遅い解禁となり、しかも暖冬or雪の少なさで、解禁してから約2週間ほどで終了するという異例の早さとなりました。
今回はこの大寒波も重なるので恐らく早く終わることはないと思いますが……ワカサギ釣りに興味のある方は早めに行ったほうが良さそうです。
岩洞湖では道具のレンタルもあるので、何も持たずに現地で釣ることができますよ!
そして、意外だったのが『スキー場』
岩手の下界ではあんまり雪が降っていなかったので、今年も昨年と同様に降雪量の少なさで閑古鳥が鳴いているのかと思いきや、意外と山の方にはしっかりと雪が積もっており、スキーヤーが白銀の雪原を滑走する様子が見られました。
よく考えれば青森の方は雪が凄かったので、県北の方もその影響を受けて積もっているのだと知りました。
そんな中、沿岸地域はこの大寒波にも関わらず、天気は晴れで雪も少なく気温も高い………同じ県なのにこの違いはなんなのか?
ただ、代わりに夏は『やませ』の影響で冷たい風が吹く……内陸から沿岸に行くときは服装もそうですが寒暖差に注意したいところですね。
こうして見ると本当に日本というか、地球というのは数々の不思議と奇跡をもたらし楽しませてくれるものです。(ときどきシャレにならない時もありますが……)
そのためか、雪国で生まれ育った身としては雪の降らない温暖な地域に住む方がときどき羨ましくなります。
暖房費にスタッドレスタイヤ、その他もろもろ………寒さや雪というのは美しい反面、何かとお金が掛かるもの………これらを疎かにするとすぐに命の危機に陥ってしまうのですから、北国の人というのは防寒と防雪対策はわりとしっかり行います。
けれども、防寒のプロといえる北国でもお財布に関わる寒さについては全く歯が立ちません。
それどころか、土地が広く車の維持費がかかる、寒さで防寒対策に費用がかかる、雪で外出の頻度が少なくなり心身不調になって医療費がかかる……と三重苦。さらにはそんな中で税金、年金、物価高も重なればもはや六重苦といえるでしょう。
三重苦は仕方ないですが、後半3つは人の手でどうにか出来るものですから、少しは手心を加えて暖かい風を送って欲しいものです。
さまざまな所から吹き荒ぶ大寒波ですが、心に熱を持ち、春が来るその時まで持ち堪えましょう!