前回のあらすじ……

長崎のお寺の御朱印が手に入らず、人知らず焦っていた私シードル。
長崎の平和公園を訪れ、しばしの平穏に浸っていた後……ようやくお寺の御朱印を手に入れることに成功。
今度は活動を佐賀へと移し、古代日本について学んだのでありました。
今回は佐賀の神社仏閣巡り……果たして、この地ではどんな神仏に出会えるのか?
日本三大稲荷の奥の院参り
日本三大稲荷の一角へ
5/2日、朝8時半……佐賀駅発の列車に学生たちと共に乗り込み、向かった先は鹿島市にある『肥前浜駅』

佐賀駅では満員だった列車もここに着くころには人も少なくなっていました。
駅から降りるとかなりのどかな風景が広がっています。
佐賀はもしかすると岩手と雰囲気が似ているのかもしれませんね。
降り立った時にはバスはおろかタクシーすら見当たらない状態…………最寄りのバス停で時刻を確認すると次のバスが来るまで1時間近くあります。
ここでの目的地までは歩いて約30分ほどかかるので、徒歩で向かうことに……。

どうせならと景色の良い川沿いを歩きます。
民家や車はありますが、なかなか人とは行き会いません。
ただ、たまにはこんなのも良いでしょう。
人間、時には一人になる時間も大事。

大きな道路に出るとようやく人を見かけますが、私はそのまま横断し、山の方へ……。
途中かなり大きな灯篭が見えてきました。
これが今回目指している場所の大きな目印です。

そのまま歩いていると今度は大鳥居を発見。
大規模な鳥居があるということは有名な神社の証……ちょこっとヒントもありますが、皆さんは分かりますでしょうか?

石造りの鳥居がある場所は商店街のような場所……ただ、現在は朝もそこそこ早いのかシャッターが閉まっています。

商店街のような所を抜けると今度は立派な鳥居が見えます。
額に名前が書いていますね。
そう、今回私が訪れるのは『祐徳稲荷神社』

ここは『日本三大稲荷』の一つに数えられ商売繁昌、家運繁栄、大漁満足、交通安全等の祈願が絶えず、年間300万人ほどの参拝者が訪れる有名な神社です。

崖の上に建つ社殿ももちろんながら、本殿、神楽殿、楼門等が総漆塗で極彩色放つ豪華な建築物となっています。

『鎮西日光』とも称され、和風庭園も美しい……まさに九州稲荷の本社といえる場所です。


古の雰囲気漂う神社も素敵ですが、このように豪勢な社殿もまた素晴らしい……異郷の地へ赴くと見たことの無い神社に出会えるのでワクワクしっぱなしですね。


崖の上にある社殿に行きたいところですが、まずは下にある神楽殿でお参りを済ませましょう。

境内は広いうえに掃き清められ、とても手入れが行き届いています。
参拝者が多いと聞いていましたが、行列ができるほどではなくほどほどでちょうど良い感じです。

祐徳稲荷神社は貞享4年(1687年)に肥前鹿島藩主、鍋島直朝公の夫人、花山院萬子媛が、朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を勧請された稲荷神社。
衣食住の守護神として篤く信仰されています。
御祭神は『倉稲魂大神〔うがのみたまのおおかみ〕』と『大宮売大神〔おおみやのめのおおかみ〕(アメノウズメ)』、『猿田彦大神〔さるたひこのおおかみ〕』となっています。
宮崎の高千穂峡から縁のある神様ですね。

それではいよいよ階段を使って崖の上にある本殿に行ってみようと思います。

こちらの本殿は装飾、色彩ともにかなり豪勢で豊か!
かなり派手な造りです。

柱、壁、天井に至るまで事細かく描かれている様はまるで鱗にようにも見えてしまいます。
鳳凰を始めとした吉兆や金箔……昔は貴重であった藍色がふんだんに使われ、かなり篤く信仰していたかが分かります。




本殿から下の境内の眺めも実に素晴らしい……庭園もあってか平安時代のような雰囲気が漂います。


通常の参拝は主に下の神楽殿と上の本殿ですが、祐徳稲荷神社にはここからさらに山を登った先に『奥の院』と呼ばれる社があります。
奥の院とは奥社とも呼ばれており、本来祀られていた場所……ほとんどが山の頂上や崖といった俗にいう秘境とされる場所にあります。
昔は修験者などがそこで修行し、古くからお参りしている方もそちらをメインとすることが多いようです。
時代の流れとともに『里宮』という人が訪れやすくお参りのしやすい場所に社を建て、変化していきました。
先ほど触れた花山院萬子媛も元は奥の院にある『命婦社』でお参りし、御利益を賜っていたとのこと。

というわけで……行くしかありませんね!
奥の院へ……
祐徳稲荷神社……裏ステージへの挑戦です。

手始めにいくつもある鳥居を抜け、本殿より高い位置へ到達。
良い景色ではありますが、ここまで来るとほぼ山しか見えませんね。

そうして上がると命婦社が……もしかしてここがゴール⁉
いいえ、ここはほんの序の口……本当の命婦社はまだ先です。
道中には命婦社と銘打った社がいくつもあるのです。
リタイヤ向けの社、ということでしょうか?

急な山道と千本鳥居が目の前に立ちはだかります。
横にある「2」という数字は具合が悪くなったり、動けなくなった際に下の社務所へ助けを求める際の救難ポイント。
この看板だけでも、気軽に参るのにレベルが高いことがお分かりいただけましたでしょうか?

幻想的ともいえる千本鳥居が私を命婦社まで誘ってくれます。
この地点で奥の院まではあと200m……数字で見ると短いように感じますが、平地と斜面の200mは雲泥の差があります。
体力も時間も倍は掛かるのです。

道中遭遇する社にお参りし、こまめにセーブをします。
まるでRPGでもやっているかのようです。

急かつ足場の悪い山道……そのうえいくつもの鳥居と社がルートを惑わします。
もう祐徳ダンジョンとでもいいましょうか……ここからはさらに急になり、補助の杖が貸し出されている始末。
さすがの私も余裕が無くなってきたので、写真を撮るのを少し控えて奥の院へ全集中します。

無我夢中で山道を登り……ようやく頂上へ到着。
長かった……そして、久しぶりに辛かった……。

こちらが奥の院の命婦社……かつてはここまで多くの人が訪れていたのですね。
昔の人は本当にスタミナがあります。

そんな奥の院からは開放感ある広大な景色が広がっています。
これは頑張って登っていった人のご褒美ですね。

近くにはトイレと授与所が完備された立派な休憩所があります。
とはいえ、命婦社の御朱印が貰えるというわけではなく、御朱印は神楽殿傍にある授与所で頂くことができます。
強いて言うなら、限定の御守りを有料で頂くことができます。

遠くにはうっすらと有明海が見えます。
ムツゴロウやガタリンピックで有名なあの干潟のある海ですね。
最寄り駅に着くまでは海の傍も通りましたが、あそこからここまで来たと思うと……よく我ながらここまで来たな、と思ってしまいます。
考えれば考えるほど帰りが恐ろしくなるので、この辺りにしておきますね。


頂上には自販機もあったため、切らした水分を購入し、しばらく休憩した後に再出発。
帰りはこの道を通りますが「この先難所あり」という恐ろしいことが書かれた看板があったので、踏み出すのに少し時間が掛かりました。
これはあれでしょうか?
一休さんにある「このはし渡るべからず」と同じような……とんちで切り抜けろ、ということでしょうか?

ようやく一歩を踏み出し、歩いて見ると……やはりさすがは難所。
崩れそうな足場がちらほらとあります。
ただ、行きの山道に比べれば歩きやすいようにも感じました。

それよりもしきりに襲ってくるクマバチやオオスズメバチの方が恐ろしい!
これは試練なのでしょうか?

幾度の難関に遭遇しながらようやく本殿近くに到着。
御利益が付いたかどうかは分かりませんが、少なくとも度胸と体力は付いたような気がします。

天上から下界へ……こういう豪勢なものを見ると人界に戻ったんだな、と感じます。
もしかしたらそれもあって、こんな豪華にしたのかもしれません。

体が元気な内に遊び歩け、といいますが全くその通りですね。
少なくともこれ以上、体を壊したり……年をとってしまったらこういう経験もできないでしょう。
ここに来ることができて本当に良かった。

藤の花の休憩所。
景観は美しいですが、実際はクマバチがたくさんうろついて心は休まらないという厳しい現実です。
鬼は来そうにないですが、それよりも恐ろしいものが徘徊しています。

本殿へは足の不自由な方のためにエレベーターが付いています。
有料ですがおみくじ付きとのこと……無論、足が丈夫な方も使えます。

今度は神社の隣にある日本庭園へ……。
こちらへ入るには別途入場料が必要となります。

こちらもかなり手入れが行き届いており、歩くだけでいい気持ちになります。
四季を通じて様々な植物や花を見ることができ、池には錦鯉も放たれている風流な庭園です。




和風の庭には朱色の橋がよく似合う。
空も快晴で緑も映えており、良いロケーションです。


訪れた時には菊の展示も行っていました。
時期によっては紫陽花や盆栽も展示されてそうですね。

祐徳稲荷神社の御朱印(300円)は神楽殿隣にある授与所で頂くことができます。
記入には時間が掛かるので、奥の院や日本庭園に行く前に預けると時間もちょうどいいです。

奥の院命婦社の御朱印(300円)は書置きタイプとなっています。
対応していただき、ありがとうございます。

山上の竜宮城
祐徳稲荷神社を参拝した後はバスを利用し『肥前鹿島駅』へ……。
そこから列車に乗り、次なる目的地のあるお寺へと向かいます。

最寄り駅である『基山駅』に到着し、そこから今度はタクシーを使い、山奥まで行くこと約10分……ようやく目的地である光明念佛身語聖宗の総本山『本福寺』へ到着。
入り口から長く急な石段がお出迎えしてくれます。

駅からタクシーを使った主な理由として、ここにはバスが通っておらず、行く手段が徒歩か車しかなかったため……一応、歩いていくことは可能でしたが、時間が無くなる恐れがあったため、やむ終えずです。
もし、帰りの時間に余裕があれば歩いても良いかもしれませんが……この眺めを見るとちょっと厳しいかもしれません。

祐徳稲荷神社の山道でウォームアップは済ませているので、これほどの石段は今更大したことはありません。
上がりきると目の前に大きく豪勢なお堂が現れました。
佐賀の神社仏閣はみんなこれほど豪華な造りなんでしょうか?

お堂からの景色も実に広大……これほど眺めが良いと逆に街が小さく見えてしまっています。

随所にも目を引く素晴らしい装飾の数々……それに新しい感じがします。
というのも、こちらのお寺の創建は1975年(昭和50年)と結構最近に創られています。
山号は中山一之滝(なかやまいちのたき)……宗派は『光明念佛身語聖宗(こうみょうねんぶつしんごしょうしゅう)』
宗派はあまり聞かないかもしれませんが、真言系仏教宗派のひとつ古義真言宗に属しています。すなわち真言宗の系統。
しかし、創建は新しくとも霊場としての歴史は古く……今から1350年前に修験道の山伏たちが修行した聖地であります。
由緒としては弘法大師空海が唐より密教を持ち帰った後、『太宰府観世音寺(かんぜおんじ)』にて約3年程滞在していたいわれ、その期間に観世音寺から約13km離れたこの本福寺の瀧場にて山林修行を好んだとされています。


御本尊は不動明王とされていますが、大日如来も信仰しており、弘法大師空海も尊崇しています。

境内には山号の由来であり、空海も利用したという瀧場があります。
ちなみにここは水汲みができる天然水で難病・大病の秘薬として西日本や九州を中心に汲みに訪れる方が多いのだとか。
私も喉を潤しましたが、さすがは山上にある水なだけあってとても美味しかったですね。

本堂から逸れた場所にあるのは『百年堂』……平成23年に本宗派立教100周年記念事業によって建てられましたお堂で千手観音菩薩を祀っています。
中には西国三十三観音霊場第三十三番札所・坂東三十三ヶ所・秩父三十三ヶ所の3つの霊場の各御本尊を祀っており参拝することができます。

この百年堂から本堂を眺めてみるとかなり広大なことが分かります。
その姿はまさに秘境の寺。

この本福寺は境内が広く、その一角には五重塔があります。
さっそく行ってみましょう。

やはり五重塔自体もかなり立派。
こちらは平成6年に建立されたもので、東京浅草の浅草寺五重塔を模して設計されたそうです。
普段は閉まっていて中に入ることはできませんが、毎年11月に開催される『五重塔御開帳法要』にて年に一度、扉が開かれ、御本尊である秘仏の『五大明王』が公開されているそうです。
今は時期がまるっきり違うので残念。

五重塔の傍には上へと続く長い石段があり、この頂上には歴代住職たちの御廟(ごびょう)があります。

なお、この石段の途中から五重塔をバックにするととても美しい景色を眺めることができます。
お寺の方もオススメのフォトスポットで特に春と秋が良い、とのこと……またしても時期ズレ。
ただ、この景色だけでも大満足。

五重塔の下にあるのは『善法堂』……本福寺では寺カフェなるものをやっており、甘味や軽食を頂けるとのことで立ち寄らせていただくことに。

善法堂の中にあったのは鮮やかな色合いの不動明王大仏。
この大仏は九州を代表する仏師で僧侶でもある西田法雲さん作のもの。
日本最大級の木造大仏で全国的にも珍しいものとのこと……普段は御本尊様を撮影することは控えているのですが、お寺の方から「ぜひ撮影していって下さい!」とお言葉を頂いたので撮影させて頂きました。ありがとうございます(余談ですがSNSにアップしても良いか聞いたところ「むしろドンドン広めて下さい!」とのこと……ありがたいです)

ここでは直書きの御朱印対応や御朱印帳、御守りの販売も行っていたので、御朱印を依頼。
さらに「待っている間、何かどうですか?」とのことで抹茶セットも一緒に注文しました。
本当はうどんを勧められたのですが、胃袋の容量が無かったのでお断りさせて頂きました。申し訳ありません。

風に揺れる風鈴と美しい景色が心を癒してくれます。
聞くと普段はモヤが掛かっていて、天気の良い日でもこんなに晴れ渡ることは稀なのだとか……良い時に来ました。

この可愛らしいお地蔵さんは文鎮代わりですね。
この休憩処も味が出ていて和みます。

そうしてやってきた抹茶セット(1000円ほど)……私、実はあまり抹茶を食べたことがないのです。
でも、ここの抹茶とお菓子は甘さが控えめ、渋さが少なめでとても美味しい!
これを機に抹茶にハマってしまいそうです。

木々の合間から時折見える雄大な景色もまた素晴らしい。
思えば今日は高い所ばかりに行っていますが……景色が良いので、疲れはチャラです。

あちらこちらにお地蔵さんや不動明王が祀られています。
やはり滝があるところとお不動さんはセットですね。

似たような画角や景色ばかりになってしまいますが、天気が良いとついつい撮ってしまうんです。
ご了承ください。


道中には七福神や空海の石像も……この像を見ている最中、檀家さんらしき人が声を掛けてきてくれ、しばらくお話しをすることに。
土日などの休日はもう少し人はいるものの、平日は参拝者が少ないためかお寺の方は一人で対応しているのだとか……確かに私が訪ねた時も電話対応をしていたので、他に対応する人はいないのかと思っていましたが…………そう考えると電話対応に御朱印書き、抹茶セットの用意と一人でしていたということですね。
忙しい最中、真摯に対応して頂いたことに改めて感謝するとともに……あまりのワーカホリックさに私自身も精進しなければとも思いました。


再び本堂の前まで戻ってきました。
改めてですが、こちらの本堂は西日本最大級を誇り、京都西本願寺の本堂と同じ大きさ。
壁などにある十二支や神獣の彫刻は日光東照宮の修復師によって施され、竜宮城をモチーフにしているそうです。
山の上の竜宮城というのも面白いですね。

本堂傍にある『観音堂』を散策……この突き出るような廊下を見ると、修学旅行で行った京都の清水寺の舞台を思い出します。
ただ、高さはこちらの方が高いでしょうが……。

似たような景色を再び……本福寺の境内には他にも僧侶の指導者を育てる専修学院や食堂、大浴場が完備されたお堂などもあり、修行場としての設備が潤沢に整えられています。
潤沢なのは修行としてはどうなのか気になりますが、昔と今は時代が違いますから……お坊さんの修行内容も変化しているのかもしれません。

山の上にしては豪勢過ぎるほど立派なお寺、本福寺……桜、紅葉、紫陽花といった花々の名所としても有名な場所。
再び佐賀を訪れることがあればもう一度行きたい……そう思えるようなお寺さんでした。

本福寺の直書きの御朱印(500円)は善法堂にて授与して頂けます。
御朱印や御朱印帳の種類は膨大で日本でも最多を誇っています。
こちらの御朱印は本来、縦に見開きのタイプでしたが、お寺の方のご厚意により1ページに収めて頂きました。
ご配慮くださり、誠にありがとうございます!

こちらは焼き印の入ったしゃもじ……本福寺ではInstagramもやっており、それに登録することで頂くことができます。

こちらの三種類の見開き御朱印(各1500円ほど)は各お堂内にセルフであり、浄財箱に御収めすることで入手することができます。
左から薬師如来、不動明王、曼荼羅となっています。
曼荼羅の方はもう1種類あり、その2種類の曼荼羅を合わせることで一つの正式な曼荼羅図となります。



偉人たちに迎えられ…
本福寺を後にし、駅へと戻りたいところですがここはバスも来ない山奥……無論、帰りの手段がありません。
あわよくば他の参拝者がタクシーで来て、その戻る際にと思ったのですが……いかんせん今日は地元の方しか訪れなかったようです。
幸い、時間はあるので舗装された道路を頼りに駅を目指します。
山林の中を歩くと所々にイノシシ捕獲用の箱罠がちらほらと……野生のイノシシに合わないことを願いつつ進んでいると、少し変わった大きな鳥のいる飼育場のような所を発見しました。
この鳥はエミュー……ダチョウ同様に飛べない鳥です。
この鳥は行きつけの漢方屋さんにてエミューオイルやエミューの卵が皮膚に良いと紹介されており、少し知っていました。
その紹介では佐賀にある企業秘密の飼育場で育てられた、と謳っていましたので……もしかすると、ここがその企業秘密の飼育場なのかもしれません。
やはり歩いていると面白い発見がありますね。

本福寺を出発して約40分……降り立った基山駅の隣にある『けやき台駅』へ到着。
思っていたよりも早く到着したので少し驚いてしまいました。
人間やれば出来るものですね。

そして、けやき台駅から佐賀駅へ帰還。
佐賀の偉人、鍋島直正と古賀穀堂、鍋島茂義が出迎えてくれました。

これにてこの日の探訪は終了。
さすがに疲れ果ててしまったのでホテルへ戻り、休息タイムに入るのでした。
NEXT……
