おばんです、シードルです。
3/19……盛岡市西見前にある『盛岡南高校』で閉校式が行われました。

閉校後は2025年4月に不来方高校と統合し『南昌みらい高校』(現不来方高校の場所)として再スタートするとのこと……。

つまり『不来方高校』も校舎の場所はそのままとなりますが、実質閉校ということになります。

1983年に開校し、42年間……東北初の体育科もでき、スポーツ面で優秀な成績を残していたうえ、数々のオリンピアを輩出するなど華やかな歴史がありました。大変お疲れ様でした。
統合後の旧盛岡南校舎はその後は『盛岡工業高校』が移転するとのことで……これで盛工生は通学面でかなり楽になるんじゃないのでしょうか?

なんせ最寄りの『岩手飯岡駅』から盛岡工業高校まではかなりの距離がありますからね……山の麓ですし。
盛岡工業高校の校舎に関してはその後、どうなるかは現在のところ不明です。
調べてみると去年の令和6年には『福岡工業高校』と『一戸高校』が統合し『北桜高校』となっていたり、今年は他に『水沢工業高校』と『一関工業高校』が統合する予定だとか……。
背景としては校舎の老朽化や少子化問題によるもの……出生率低下が及ぼす影響は着々どころか急速に迫ってきています。
残りは大学……もし、大学の数を減らすような事態にでもなったら、いよいよ深刻化しているといえるでしょう。
現在は深刻な不況というわけではない筈ですが、物価高や米、小麦を始めとした食料不足などもあり、飲食店の閉店や会社の倒産……大手のショッピングセンターも統合、複合化してきていますね。
一カ所で用事が済む反面、一部地域での利便性が高くなりますます過疎化が進行している状況です。
かといってこの岩手の地が地方移住に向いているかというと……私個人としてはあまり向いていないと考えています。
岩手は生まれ育った故郷ですし、自然も好きなのでそんなことは言いたくないし、本当は推したいところなんですが…………無理に推して「思っていたのと違う!」と嫌いになられて、二度と岩手に来なくなる事態は避けたいので……。
詳しくはいつか別の記事でも作って紹介しますが……ざっくり今一つ述べるとしたら『寒さ』があります。
やはり移住に適した地というのは温暖な地がベスト……確かに、雪国には雪国ならではの楽しさがあり、スキーや雪を使ったイベントなどがありますが、ここ最近は温暖化による影響で雪が降ったり降らなかったり、あるいは量が極端であったりと様々です。
それでも雪があればまだマシですが、雪がなく寒さだけが厳しいと……心身を壊しやすくなったり、水道や道路が凍ったり、光熱費やガソリンが掛かったりと様々な不便が生じます。
そう考えると一時楽しむ分には良いですが、ずっと暮らすには負担が大きいです。
このように一つだけ挙げても、移住者を増やすというのはなかなか難しい状態です。
近頃はどこもオーバーツーリズムなどによって観光やイベントに注力し、整備していますが、そろそろ生活に重点を置いて整えていかないと、岩手から人がいなくなってしまう未来が来るのかもしれません。