おばんです、シードルです。
いや~、毎日何気なく思ったことを書く備忘録……気が付けばもう13回目なんですね。
正直、日記とかは三日坊主がほとんどだったので、どうせまたすぐに続けられなくなるだろう……と思っていましたが、存外続いているものです。
他の人に見られている、と思って書いているためでしょうか?
いずれにせよ、物忘れ防止のためにも習慣化出来ればいいなぁ……と思っています。
習慣化とは少し似ているものでハマる、というのがあります。
こちらは毎日やるというより長く続けている、という意味合いですが……継続という点では似ています。
習慣における歯磨きや3食の食事という生活面での義務化とは違い、ハマるものの大部分は趣味やギャンブルといった娯楽要素が強いため、聞いた人によっては悪いイメージを抱かれることも少なくありません。
言葉の言い回しによって印象が違ってくる……日本語において面白いところであり、難しいところでもありますね。
さて、そのハマる……若者の間では沼るというこの現象…………実はその法則があるのは皆さんご存じでしょうか?
人を簡単にハマらせる法則、それは……
『成功体験の回数』と『少ない労力で大きな利益を得る』です。
成功した回数が多かったり、一度起きたことで自分に多大な利益が発生した時……人はそれに簡単にハマってしまいます。
昔聞いたとあるデータによれば、何かを始めるにあたり5回中3回成功すると、その人はその何かにハマりやすくなるそうです。
さらにそこに手心を加えて、始めの一回目(ビギナーズラックを起こさせる)、二回目(自信をつけさせる半ば「自分はできる!」と確信させる)、三回目で一度軽い失敗を起こしてから四回目で成功させる(この時大成功させれば確実にハマる)……という細工を施せば、消極的だったり、自信がなくて二の足を踏んでいる人をその道に引きづりこませることができるといった寸法ですね。
これの典型的な例は『ゲーム』です。
始めの簡単なステージをクリアする成功体験を味わわせ、難易度を上げて夢中にさせる……昔からよくある手法です。
逆に最初から難解だったり、失敗続きの場合は人はハマらなくなります。
ファイナルファンタジー等ではそれが顕著に表れ、シリーズでゲームシステムを変えるたびにブレイクしたり、ファンが離れたりしてます。
逆に簡単な操作のマリオやゼルダの伝説などは未だにブレイクし続けていますよね。
二つ目の『少ない労力で大きな利益を得る』……これの典型的な例はパチンコや競馬といった『ギャンブル』や『宝くじ』でしょう。
少ない金額や労力で大勝して人生すら変えてしまう……それに陶酔している人が続出しているのですから。
人間というのは『欲だらけ』な生き物です。
いかに安全に楽に生活できるか……これは他の野生生物にもあるのですが、人間だけはそこに『楽しさ』を求めます。
その楽しさというのは気持ちのいいこと…………征服欲、快楽、刺激、味覚等、挙げたらキリがないのですがそういう類です。
自分が楽しく、安全かつ楽に利益を得ることができればそれを枯渇するまでやり続けます。
つまり、成功体験を多く発生させ、楽に気持ちよくできれば呆気なくハマらせることができるというわけです。
では、逆にハマっているものをやめさせる方法はあるのでしょうか?
もちろん、あります。
それは……
『無理やり続けて飽きさせること』です。
「あれ…ハマることの逆で『失敗を続けさせること』や『利益をあげないこと』じゃないの?」
そう思う方もいるかもしれませんが、失敗をし続けても諦めないチャレンジ精神を持つ方だっていますし、利益ではなく自分の信念で行う方もいます。
ハマることと続けることは同じようで全く違います。
続ける、という行為には本人の意思と信念が大きく関わるからです。
一方、ハマるという行為には本人の意思というよりも体や神経といった身体的部分が大きく関わります。
ですので、依存や中毒状態の人を『ハマる』ことと定義づけているのです。
ハマるには様々な『楽』が関わってくるのですから、それを『苦』に変えてしまうのです。
現にゲームやスマホにハマってしまった子たちは親がゲームを取り上げ、しばらく離したところでまた渡してしまったら同じ行動をしてしまいます。
それはそれらが楽しいから……ギャンブルだってそうです、甘美な成功体験が忘れられないからこそ、いくら離してもまた戻ってしまうのです。
逆にとある空間を用意して『好きなだけやっていいよ。ただし、どんな時どんな状態でもやり続けてね』と言ってみましょう。
言われた側は始めは大喜びでやり始めるでしょう。
ただし『どんな時どんな状態でも』です。
食事の時だって、ご飯は与えませんし……トイレは封鎖して、外出も禁止……一人で黙々とただ作業のようにやり続けるだけ……そうなるとハマっていた人はやがて飽きてしまってやめたくなります。
しかし、それでもそれを徹底的に『続けさせる』のです。
泣いて許しを請う……そこまで徹底して続けさせれば『苦』しか残らないので二度とやることはないでしょう。
ただし、これは命に関わらないことややり過ぎないことに限ります。
お酒や薬などの場合は亡くなってしまうリスクが確実にありますし、度が過ぎるとトラウマとなる危険性があるので、注意が必要です。
一番安全で確実なのは国がそういう人をこまめに監視し、依存や中毒症状がある人は関連施設を出禁にする……といったことができればいいのですが。
やはり何事も『用法用量を守り、極端になり過ぎないこと』が大切ですね。