おばんです、シードルです。
いよいよ、今年の大みそかまで残すところ約2週間ほどとなりました。
各地の神社仏閣ではすす払いや授与品の準備で大忙しとなっていますね。
クリスマスも近いということで、各々のお店もクリスマス商戦に向けて準備の真っ最中……。
そんな中で私も諸々の準備のため本日は盛岡南イオンに買い出しへ訪れました。
大型ショッピングセンターイオンモール……岩手の県庁所在地である盛岡市には『盛岡南』と『前潟』の二か所が存在します。
また、沿岸各所や市にも必ずといっていいほどありますね。
規模はとても大きいです。
一時期は商店街のシャッターが下りる原因だとかいわれて対立構造もあったようですが、一つの建物に多くの店と複合施設が存在しているというのは、はっきり言って便利です。
特にこのような年末年始で色々な種類のお店をハシゴしなければならない時はコストパフォーマンスにも優れている……今となってはなくてはならない存在といっても過言ではないでしょう。
岩手においてまず新しい物が先に入ってきたりするのが盛岡……次に一関、さらにその次に花巻、北上、奥州と順番はある程度決まっています。
この都市部を見て思うことといえば、盛岡から県南地域に最先端のものが導入されやすい、ということです。
新幹線、高速道路、空港、国道といった流通網が確立されているため、仕方ないといえますが……この五市以外の地域ではお店やシステムが不足していたり、遅れているのが現状です。
まぁ、代わりに温泉や景勝地といった自然の産物における恩恵が凄まじいので、それで補っているともいえますが……。
ただし、地域ごとに物価にかなりの差があるのは事実。
特に挙げられるのが『ガソリン価格』です。
先ほど挙げた五つの市ではガソリン価格は比較的に岩手県内でも低め……ですが、沿岸域に行くとガソリンの搬送コストによるものか、はたまたガソリンスタンド自体が不足しているためか、内陸よりもリッターあたりの価格が10円ほど高くなっています。
沿岸域に関しては震災の影響もあってか、コンビニは比較的ありますがお店自体の数が少ない傾向にあるため、同じ県内でも少し高くなっていることが多々あります。
その代わり、昔からあるお店では驚くような値引きがたまにあったり、生鮮食品(特に魚介類)は市場で買うよりも地元スーパーのほうが安くて新鮮です。
また、漁港近くには漁師さん達の利用が多いためか、必ず近くに自販機が置いてあったりと地域色が濃く出ています。
一方で山が主体の県北はというとこちらはお店も少なく、自販機も少ない……自然が魅力的で雄大な岩手山の存在であまり気付かないのですが、利便性に関しては他の地域と比較すると劣っている傾向が見られます。
私個人としては住んでいる人達の雰囲気とか、温泉とか景観が好きなのであまりこんなことは述べたくないのですが……厳正に流通、利便を考えるとそう感じざるおえないんです。
個人で仙人のような世捨て人の暮らしを望むなら良いかもしれませんが、家族とかで地方に移り住むのなら、盛岡、花巻、北上、奥州、一関が住みやすいんじゃないかなぁ、と生まれてから岩手に住み続ける私は思います。
とはいえ、現代は通販も発達しているので流通においては関係ないかもしれませんが……それでも急に必要になって購入する時なんかはやはり店舗が強いもの。
私としては大型商業施設とドラッグストア、コンビニが近くにあれば生活するうえではほとんど困ることはないです。
ドラッグストアも最近では魚以外のものがなんでも揃っていますからね……これで24時間営業になったら、鬼に金棒。
近頃ではトライアル、DCM、ヤマダ電機などは店舗のオールマイティ化と独自ブランドの拡充に力を注いでいるように見えます。
そうなると一本独鈷でやっている店はどんどん姿を消していく……時代の流れの性とはいえ残酷ですが、これが地方における現実です。
自然豊かな場所と利便性に富んだ場所……皆さんはどちらで過ごしたいと思いますか?