備忘録

〖備忘録 第60譚〗ハレからケへ……

 おばんです、シードルです。

 本日は正月三が日の最終日……1/4から仕事始めで日常に戻る方もいると思います。(もう仕事始めの片もいらっしゃるかと思いますが……)

 心ゆくまでお正月を楽しみましたか?

 初詣、おみくじ、初売りに福袋……現代では凧揚げやコマ遊びなんてこともあまりやらなくなりましたが、お正月ならではの楽しみ方というのは多々ありますね。

 このような特別な日を民俗学の世界では『ハレ』といい、普段の日常のことを『ケ』というそうです。

 この言葉は日本で代表的な民俗学者、柳田国男氏が日本の伝統的な世界観を定義するために使用したとされています。

 『ケ(日常)』で発生したケガレを『ハレ』の日に払拭させる……現代でいうところの溜まったストレスを休日に発散させる、という意味合いに非常に近いですね。

 昔からこのような形で提唱されているのですから、やはりストレスというのは百害あって一利なしです。

 ちなみにこの『ハレ』『ケ』の語源は『晴れ』『褻(けがれるという意味)』という言葉からきているとされており、褻に至っては意味合いはケガレと同じ言葉でできています。

 ただし、褻のけがれは汚れるという意味合いに対し、ケガレのほうは『気枯れる』……汚れ過ぎて元気が無くなり、枯れてる……という意味に近いので若干意味合いは違います。

 日本語ならではの言葉遊び……英語も難しいですが日本語もかなり難しいですね。

 さらに付け加えると『ハレ』の日とは普段とは違う意味で使われるため、葬式なども『ハレ』の日の扱いになるのだとか……むしろこちらは不幸な出来事なので『穢れ』のような気がしますが、定義づけではそんな解釈もできます。

 一般にはそのような場合は『ハレ』の日として扱いませんし、研究者の間でも議論が繰り広げられているそうですが……。

 さて、小難しい話はこれくらいにして……ケに戻る前に今年一年の抱負というのを皆さんは決めているでしょうか?

 意外と重要視されていませんが、この抱負というのは引き寄せの法則が最も働きます。

 なぜなら、誰かの目の前で声に出して宣言することで無意識下で「やらなければならない!」という思いに変わるからです。

 しかも一年以内というリミッター付き……そうなると、否応なし達成しなければならなくなるので、目標が果たしやすい傾向にあります。

 私の今年一年の抱負は『大願を達成させること』です。

 その大願に関しては今ここで伝えることはできませんが、来月辺りに始めようかと考えています。

 それによってブログの更新もしばらくの間はできなくなるかと思いますが、どうかご了承ください。

 皆さんは今年の抱負……決めていますでしょうか?

 何か叶えたい願いがあるのなら、松の内(1/7)までに決めておくと神様に届くかもしれませんよ?

こちらもオススメ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA