おばんです、シードルです。
2/11……花巻市の葛丸川渓流にて『たろし滝の計測会』が行われました。
たろし滝についてはこちら▼の記事にて詳細を記載しています。
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簡潔に説明しますと『たろし』とはつららを意味する『垂氷』がなまったもので毎年2月11日に凍った滝の太さを測りその年の米の作柄を占う、花巻市の伝統行事です。
今年で51回を迎え、毎年山奥にも関わらず多くの人がその様子を見に訪れます。
ちなみに去年の2024年は滝がわずかしか凍らず、測定不能だったため『不作』と予想されましたが、実際に発表された結果では岩手県の作況指数は106でデータ上の結果は『豊作』となりました。
そして、今年の結果はというと……
…………
なんと、去年同様に測定不能……すなわち『不作』です。
測定不能の理由としては9日の時点で囲った長さが3mほど氷柱が伸びていたそうなのですが、前日の10日午後に崩れてしまったとのこと……。
これで2年連続の測定不能。なんだか、暗雲が立ち込めますね……。
振り返ってみると、去年はデータ上では『豊作』でしたが、買い占めや値上がりといった『米騒動』が起こり、その影響はいまなお続いています。
つまりこれは不作の時と同じ状況。
奇しくも、別の視点で見れば占いが当たっていた、ということになります。
今は備蓄米の放出に関してあれやこれやと騒がれている中ですから、収穫に影響が無くとも私達の食生活に与える影響は今年も何かしら起こる、という暗示なのかもしれません。
意外にも昔の人の知恵や経験とは侮れないもので、迷信、伝説、占いもほとんど直観に近いものでも時が経ち、科学で解明すれば理に適っていたということは多々あります。

私が初めて訪れた2023年はとても立派な氷柱になっていたものですが……ここまで凍ったものはもしかすると見られないのかもしれません。
地球温暖化によるものなのか、はたまた何かの前触れか………SNSやメディアの情報だけでなく、他の些細なことにもアンテナを向けながら情報を集めていく必要があるのかもしれません。