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葛巻の地が育んだ山ぶどうのエキス【葛巻町‖山ぶどうジュース】

 葛巻町……くずまき高原牧場で有名なこの地は酪農で盛んな土地というイメージがとても強いです。

 主な特産品から見ても牛乳やアイス、チーズといった乳製品に関するものが大半を占めるでしょう。

 しかし、そんな葛巻には大人たちにとって魅力的な『ワイン』の産地でもあります。

 芳醇な香り漂う『くずまきワイン』は成人を過ぎた男女を魅了し、優雅なひと時を与える産物です。

 ですが、肝心の子供達といえばその味を堪能するには些か若すぎます。

 そうなると「大人だけズルい!」という声も上がるでしょう。

 というわけで今回は子供でも飲むことができる『ぶどう』を用いたジュースをご紹介します。

地域で生まれた山ぶどうを使ったジュース

 一般的にワインに使われるのはそれに適したぶどうで、その多くは他の土地から輸入したものを使われています。

 特に岩手は花巻市にある大迫や紫波町、野田村といった山間部はぶどうを作るワインに非常に適した土地であり、また鉱山や鍾乳洞を利用した天然の保存場所もあり、といった風にワイン作りに最適な条件を持っています。

 ただ『くずまきワイン』では昔から町周辺に自生していた山ぶどうを赤ワインで使用しています。

 葛巻の山ぶどうは『さんと見舞い』といってお産をした女性にお見舞いとして使われるなど、滋養強壮や造血の効果があるとして昔から地元で愛飲されてきました。

 その効果を立証するように山ぶどうには普通のぶどうに比べてポリフェノールが約8倍、鉄分も果実類の中ではトップクラスの含有量を誇っているというデータもあるほど。

 このことから女性にうれしい栄養素もたくさん詰まっているため、とても人気です。

 そんな栄養豊富な山ぶどう……子供やお酒が飲めない人でも飲むことができないだろうか?

 まさにそんな方々に向けてあるとしか思えないのが今回ご紹介する『山ぶどうジュース』なんです!

レポート

見た目

 それではさっそく容器を見ていきましょう。

山ぶどうジュース 前面

 今回ご紹介するのは栄養ドリンクタイプの山ぶどうジュースです。

 一般的に販売されている物の多くは720mlと大容量のものが多いですが、こちらは飲み切りタイプの100mlです。

 味を確かめにはちょうどいい量ですね。

山ぶどうジュース 裏面

 こちらは山ぶどうと国産のぶどうがそれぞれ50%ずつ混入されているストレートタイプ

 もちろん、原液のものもありますがかなり酸味が強いので初心者の方や子供にはこちらのストレートタイプが飲みやすいです。

 混入しているとはいえ、山ぶどうをぶどうで割っている……いわば温泉でいえば熱い源泉にその土地の水で加水して入れるようにしている状態なので、成分としては100%のぶどうジュースです。

山ぶどうジュース裏面2

 端のほうには「山ぶどう由来の酸味と甘さをお楽しみください」とのこと……これは楽しみです。

匂い

山ぶどうジュース グラス

 それではグラスへ移します。

 色合いはワインのような黒にやや近い赤みを帯びています。

 山ぶどうの見た目もどことなくぶどうよりかはブルーベリーに近いところもあるので、その先入観かもしれません。

 香りのほうは強いぶどうの香り……というわけではなく、近くで嗅いでほんのりと香るくらいですね。

 私の鼻が悪いのかもしれませんが……そこまで強い酸味や甘味を感じる匂いというわけではないですね。

 それでは実際に味のほうをみてみましょう。

山ぶどうジュース

 すっきりとした飲みやすさ……と言いたいところですが、やはり山ぶどうなのか酸味が主張していますね。

 この酸味が美容や健康にとても良いのですが、市販の加糖のぶどうジュースの気持ちで飲むと「酸っぱい!」と感じる人がいるかもしれません。

 ただ、私は山ぶどうの原液を飲んだことがありますが、あちらと比べればとても飲みやすくなっています。

 なんせ原液ははちみつや水で割らないと飲めないほどに酸味が強いからです。

 その点、その山ぶどうをぶどうで割っているこのジュースは純粋な飲みやすいぶどう液といえるでしょう。

 ぶどう由来の甘味は確かに感じられます。

 むしろ、山ぶどうの原液を購入して色々なもので割るよりもこっちのほうが健康には良いかもしれません。

 とても美味しい山ぶどうジュースです。

用途&感想

 ジュースと聞くと食中、食後には合わないように感じられますが、食事と不協和音を奏でる心配はなさそうです。

 そのため、くずまきワイン同様に肉料理なんかと合わせて飲んでも違和感はないと思われます。

 話しでは田楽みそやかけそばとも相性が良い、とのことで和洋どちらにでも対応できそうです。

 そのまま飲むこともできそうですが、何かと一緒……特に食事と一緒なんかが良さそうですね。

 お菓子やおやつと一緒では山ぶどうの味が強いため、かき消されそうな気がします。

 もしかしたら、山ぶどうの酸味でさらに甘く感じるかもしれませんが……。

商品アフィリ

 今回紹介した『山ぶどうジュース』は岩手の物産コーナーで購入しましたが、道の駅や産直などでも販売されています。

 また、各種通販サイトにて購入も可能です。

おわりに

 山ぶどうのジュース……人によっては珍しく感じるかもしれませんが、健康と美容に良いポリフェノールがたっぷりで長生きにも効果があります。

 今回で山ぶどうを知り、ジュースに慣れてしまった場合は今度は原液に挑戦してみるのも良いかもしれません。

 葛巻の生んだ自然の恵みを取り入れ、楽しく長生きしましょう!

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