備忘録

〖備忘録 第74譚〗弱まる公衆衛生…強まる感染症

 おばんです、シードルです。

 新型コロナがきっかけで一時期話題になった『公衆衛生』…………近頃、インフルエンザ、コロナ、マイコプラズマによるトリプル感染が取り沙汰され、また再燃してきていますね。

 さらには人間のインフルエンザに加え、岩手では鳥インフルエンザも確認され、もはや人も動物も関係ない状況となってきました。

 クラスターが騒がれていた時はマスク、手洗い、うがいの三つの予防対策がマストとなっていましたが、今ではそれもすっかり沈静化。

 流行しているにも関わらず、手洗い、うがいどころかマスクするしていない人も見受けられます。

 コロナの時に懲りていないのか? はたまたあの恐怖と不安を忘れてしまったのか……人間は過ちを繰り返す、とはまさにこのことなのかもしれません。

 現在はインフルエンザの薬も足りないうえ、免疫力の低下かはたまたダブル、トリプル感染がよほど強いのか……重症化や医療機関のひっ迫も見られています。

 私の知っている方も感染症ではなく肺炎に罹患してしまいましたが、検査をするだけでもかかりつけ医で対応できず、別の病院を紹介されたということがありました。

 どうも冬季というのは医療機関を多忙にさせる時期なのかもしれません。

 春は花粉症、夏は熱中症、冬は感染症……唯一、秋だけはこれといったものは無いように思えますが、秋は季節の変わり目で風邪を引きやすいのでこれもまた注意が必要。

 つまり、年がら年中油断せず過ごすことが重要ということです。

 幸いにも消毒液やマスクはまだ不足していないようですので、インフルの特効薬不足を嘆くより、まだ元気な内から予防対策を徹底的に行うのが得策といえそうです。

 そんな予防とそれに関わる免疫については過去の備忘録でも幾度か呟いてきました。

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 耳にタコが出来てしまいそうですが、やはり基本に忠実なことに勝るものはないといえるでしょう。

 また、近頃は中国のほうで『ヒトメタニューモウイルス』という感染症が流行しているようです。

 症状はインフルエンザとほぼ変わらず「インフルエンザよりも怖くない」とする医師もいらっしゃるようですが、小児を中心に感染が増加しているとのことですので、親御さんは今の内からマスク着用を習慣づけた方が良いのかもしれません。

 治ることはあるといえ、重症化するよりも予防……罹るよりも対策をしたほうがより安心ですからね。

「みんながやっていないから自分もやる必要がない」「恥ずかしい」とかはこの際、関係ありません。

 元気に過ごすため……大切な子供を守るためなら、周りの状況ではなく自分の意思で考えて行動しましょう。

 一人一人の意思が広がることで公衆衛生は成り立ちます。

 予防の意志を広め、感染の拡大を押し返しましょう!

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