備忘録

〖備忘録 第14譚〗冬支度の準備

 おばんです、シードルです。

 雪の予報がだんだんと現れ始め、秋の終わりと共に冬が駆け足で近づいてきております。

 皆さんは冬支度の準備は済んでいるでしょうか?

 服やコタツの準備……鍋の用意と色々ありますが、なかでもとりわけ重要なのはタイヤ交換でしょう。

 私も先日、冬タイヤの交換を済ませましたが、これをやっているのとやっていないのとじゃ岩手の冬はだいぶ違います。

 というより、雪国に住んでいる人間としてはこのタイヤ交換のスキルは必須。

 もちろん、ガソリンスタンドや車屋さん、カーショップなどでもできますが、急に雪の予報が現れるだけでタイヤ交換の予約はすぐに埋まってしまいますので、自分でできるに越したことはありません。

 それにタイヤ交換ができるとかなり費用が浮きます。

 なんせ、タイヤ交換の一本あたりの目安はざっと1000~2000円ほど……それを四本分、冬と春の2回交換しなきゃならないのですから、毎年やるとなると費用がかなり掛かるんです。

 しかし、何も知らない状態でタイヤ交換を行うと走行中にタイヤが外れるという恐れもあります。

 私も人生で1回、走行中にタイヤが外れた車を見たことがあったのですが……あれはもう怖い。

 タイヤが外れた車はもちろん大事故になる恐れがありますが、外れたタイヤが猛スピードで他の車や通行人に当たれば、二次被害、三次被害にもなります。

 幸い、その時は外れたタイヤもすぐ田んぼに落ちましたが……思い出すだけでもゾッとします。

 けれども、タイヤ交換自体はさほど難しいものではなく、交換した後にホイールを固定するスタッドボルトにナットをはめて締めればなんとかなります。

 ただ、この時に強い力で締めすぎるとスタッドボルトが破損したり、逆に弱い力でナットを締めると緩んで外れる原因となります。

 また、カッコいいからや性能が良いからという点で新しいタイヤにした場合や規格が違うナットを使用したことで緩みが生まれるケースもあるようです。

 私の周辺で聞かれることとしてはホームセンターで購入したナットが規格と合わず、外れやすくなってしまうという場合が多いですね。

 心配な場合はカーショップや車屋さんへ行き、店員さんに相談するのが確実でしょう。

 交換後の脱輪対策としては……

・タイヤ交換後は平地などで試し走行を行い、異音やハンドリングを確認する。

・タイヤの空気圧を確認する。

・ナットに油性ペンで直線を引いて、ズレていないか確認する。

・ある程度走行したら『増し締め』を行う。

などがあります。

 もし、走行中に前とは違う音が鳴っていたり、車体が傾いている感じがしたり、強風でもないのにハンドルがやたら取られたりする場合は停車してもう一度確認しましょう。

 タイヤの空気圧も規定の量が入っていないとタイヤ自体に負荷がかかり、事故の元となります。

 ナットが緩んでいるかどうか分からない方はナットに油性ペンを縦に引いてみると良いでしょう。

 そうすることにより、ナットが緩んでいる場合は線がズレるので一目瞭然です。

 特に異常は見当たらないけど不安な場合は『増し締め』を行えば確実です。

『増し締め』とはある程度走行した後に、ナットに動きがないかもう一度トルクレンチを使用して締める方法です。

 こうすることにより、仮に緩んでいたとしてもまた締め直されるので走行することが可能です。

 特に空気圧の点検と増し締めは日常の中でも簡単にできる点検方法です。

 走行距離が100㎞を超えた時や高速道路に入る前、長距離走行をする前に行うことで各段に事故を減らすことができます。

 もし、いずれのやり方をもってしても不安がある場合は車屋さんやカーショップへ愛車を持ち込み、点検を受けると良いでしょう。

 その他の部分を見てくれるばかりかタイヤの点検などは無料で行ってくれるところもあります。

 もし、異常があれば伝えてくれますし何もなければタイヤ交換は成功ということが分かります。

 他の季節と違い、岩手の冬は長いです。

 安全運転とこまめな点検により、冬のカーライフを無事にお過ごしください。

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