おばんです、シードルです。
いきなりですが……
「私にとってあなたなんか話すどころか、関わる価値もありませんから」
こんな言葉を自分の大切な人や好きな人に言われたらあなたはどう感じるでしょうか?
これは私が好きだった人から実際に言われたことなんですが、こんなことを言われた私自身はその夜……大泣きしました。
いい年した大の大人の男が情けない限りなんですが、ご飯も食べられないほど泣きじゃくりました。
一方でその女性はというと、見た目もモデルのように美人で愛想も良かったためか周りからはかなり好かれ、そんなことを言った翌日も笑って幸せそうにしていましたね。
実際に周りも「〇〇さん(その女性)の機嫌を悪くさせたあなたが悪い」とこちらの味方になってくれるどころか一緒になって糾弾していました。
こちらが何か悪いことをしたなら言われても仕方ないんですが……その女性とはそう言われる最近までかなり仲良くしていて、心当たりがあるとすれば仕事上で私が注意したのとマッチングアプリでその人を見かけたことぐらいでした。(ちなみにその女性はマッチングアプリではいいねの数が上限を超えている……いわば凄いモテた人です)
以降は同じ職場で2年ほど……顔を合わせても挨拶すらされず、あからさまな無視や地味な嫌がらせばかりされたので今となっては仮に付き合えたとしても長くは続かなかったのだろうな、と思っています。
まぁ、男女においての好き嫌い、惚れた振られたは仕方のないことですが、よく「振られても推して押してアタックし続ければ付き合える」という話しを聞きます。
そういう話題が出ると「すぐに諦めたお前が情けない」とか「お前が悪い」なんてよく言われるんですが、振られた側はそこまで言われなきゃならないものなんですかね?
振った側が言われるなら……とまでは言いませんが、傷心に塩を塗るような行為をよくできるもんだ、と思います。
振り向いてもらうために努力する……それは美しいですが、推奨までされる最近の風潮に関してはいささか疑問を抱いています。
たとえ、無理して人柄や性格、自分の興味のないアクセサリーや服装で着飾ってその人の目に留まり、結ばれたとしても……その人に合わせる自分自身が辛くなって、やがて一緒にいるだけでしんどくなるんじゃないかと思うんです。
もちろん、変わったことに対して良い印象しかないという方もいるので断言まではできませんが……逆に自分が必死に頑張っても目にすら留めてくれない時もある、ということは断言できます。
先ほどの続きになりますが……あんなことを言われてもまだ未練があったその時の私は彼女が良いと思った「料理ができる人」や「体を鍛えている人」に一縷の望みをかけ、料理を勉強したり、筋トレを頑張ったりしましたが、その結果は……
「男なのに料理を趣味にしているなんて女々しい」
「筋肉のついた体なんてキモイ」
と言われ、挙句に他の男性陣には……
「料理ができるなんて凄いですね~!」
「体を鍛えているなんてカッコいい~!」
「私、ガタイが良い人好きなんですよ(言われたその人は普段から鍛えているわけでなく、太りやすい体質で服を着るとガタイが良く見える、とのことでしたが……)」
と話していました。
それでも「いつかは目に留めて見直してくれるかな?」と続けていたんですが……
「あなたがいくら行動しようと私、絶対に見ませんから」
と言われたため、諦めました。(そう宣言している時点で見てるじゃん、と思いますが…)
要するに自分がいくら頑張っても相手がそれを見る気すらない場合は、意味などないということです。
けれども、自分に対してはその頑張りは色々と役立ったし、周りの一部の人もそれを見てくれていたので努力は無駄にはなりませんでしたが……。
たまに成果のない頑張りを「無意味な努力」なんて嘲笑う人がいますが、努力している方向性が違うならそれを直すだけで良いので、私から見たら頑張る人はとても貴重だと思います。
逆にそんな空回る人を「役立たず」「価値がない」と切り捨てる頭が良く、要領の良い人達は最低限しか動かないので成長しづらいんですよ……当の本人たちは「いつでもやろうと思えばできる」なんて豪語していますが、そう言って、徐々に追い抜かれて口だけ達者な人に成り下がった人を何人も見てきています。
自身のことを正当化するつもりはありませんが……その人の思考や性格、好き嫌いといった視点の違いにより人というのは他者を良くも感じますし、悪くも感じます。
さらに環境や周囲の状況により、評価は千差万別に変化します。
だから、恋愛であれ仕事であれプライベートであれ……もし、私と同じようなことを言われた方は気にしないでください。
人や環境によって評価は変わるのですから、あなたはあなたのままで良いんです。
自分で良いと思ったことだけ努力したり取り入れたり……悪いと思ったところだけ直したり、捨てたりしましょう。
それでも、まだあなたが認められなかったら……環境や分野を変えてみましょう。
あなたを必要としている存在は確かにあるのですから。