備忘録

〖備忘録 第4譚〗情報社会で生きる術…

 おばんです、シードルです。

 巷では週刊文春と松本人志さんの争いにようやく終止符が打たれ、そのことで持ち切りとなっていますね。

 この騒動が起きてから結構な月日が経ったと思います。

 こういう事態に事欠かない週刊文春にとってはよくあることで大して気にも留めていないのでしょうけど、松本さん側にとっては精神的負担は計り知れなかったと思います。

 裁判が長引くと時間と費用に莫大なお金がかかり、芸能界復帰へのハードルも高くなりますから……。

 少し話しは変わりますが、よく「パワハラされたら訴えれば良い。勝てるんだから…」なんて言う人がいますが、裁判とはそんな簡単に起こせませんからね。

 裁判するにも費用がかかりますし、弁護士に依頼するにも費用がかかる……さらに証拠集めや手続きといった諸々でさらに時間とお金がかかる……そうして苦労して勝ちをもぎ取ったところで賠償金は法律の範囲内でしか支払われないですし、今まで掛けた費用と弁護士の謝礼を含めれば、損のほうが大きい場合だってあります。

 ましてや、裁判を起こしたとなれば社会的な信用にも若干の影響だって出ますから、訴えた側もタダじゃ済まなくなります。

 それを踏まえると、司法というのはやったもん勝ちな部分が多い気がします。

 話しを戻し……まぁ正直、情報が正しいのか誤りなのかは松本さんの件は実際に見ていたわけではなかったのでなんとも言えませんが……。

 ここ最近になって芸能人の女性関係によるスキャンダルが一気に増えてきたなぁ……とは感じています。

 確かに昔からこういう話題はありましたが、こうも狙いすましたかのように連続となるとどこか怪しく感じてしまいます。

 もちろん、世の中には実際にそういった被害に遭われた方もいますし、全部を否定するわけではありませんが……残念なことにそれを利用している人も存在しているのもまた事実。

 サッカーの伊東純也選手の件もそうですが、虚偽の訴え起こして他人の夢と人生を壊したのに不起訴……そんなことが続いたら、被害を訴えた女性もそうですが司法もだんだんと信用されなくなってきますよね。

 日本は古くから「弱気を助け、強きを挫く」……義侠心を持つことが美徳とされてきており、民衆にとってもその心意気が好まれていました。

 時代もあって……どうしても女性や子供、立場の弱い人たちの味方になろうとする傾向があるんですよね。

 無論、その心を持つことはとても大切で推奨するべきです。

 けれども、大多数の意見や行動に流されてしまうのもまた人間の習性なので、やはり自身の中で確立した考え……芯を持たなければならないと思います。

 特に近年ではその正義感や親切心を利用した様々な手口があるので、心だけでなくその悪意を見極める目も持つことが重要です。

 特に今では従来のテレビや新聞、雑誌のほかにSNSやインターネットといった玉石混交な情報源が豊富にあるのですから……自身で調べて考え、行動するということがより一層大事です。

 現在では確実性の高かったマスコミやメディアの情報も隠し事や虚偽などが含まれていることがあるので、なんでもかんでも鵜呑みにせずよく咀嚼して吟味することが重要ですね。

 もう自身の身は自分で守らなければならず、隙を見せてはいけない……そんな時代になってしまったのかもしれません。

 この情報社会において生きる術は利益のある人とつるんだり、有益な情報を誰よりも早く手に入れる……そんなことよりも自分が本当に信用できる人を作ることこそが最も重要なことだと私は思います。

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