おばんです、シードルです。
ついに今年の漢字が京都の清水寺で発表されましたね。
2024年……今年の漢字は『金』!
オリンピックの金メダル、裏金、税金……色々なことを踏まえての『金』
納得の一文字ですね。
ちなみに過去の『今年の漢字』では……
・2023年……『税』
・2022年……『戦』
・2021年……『金』
・2020年……『密』
・2019年……『令』
・2018年……『災』
・2017年……『北』
・2016年……『金』
・2015年……『安』
・2014年……『税』
となっていて、このうち2016年と2021年も同様の『金』……今年の漢字はてっきり今までの中で選ばれなかった漢字が使われていると思っていた私にとっては驚きの発見となりました。
同じ漢字を使っても良いのですね……。
しかし、それを考えると5年、3年と『金』にまつわる出来事が中心の年があるということになります。
オリンピックの場合ですと夏と冬……4年ないし2年に一回の間隔で行われるため、メダルによる『金』でないことはなんとなく察しがつくところ……。
こういってはなんですが、つまり『お金に関する問題』が大きな話題となっているためにノミネートされているということです。
その証拠に2014年と2023年のノミネートは『税』……こちらも重複しています。
『戦』とか『密』とか『令』や『災』は分かるんです。
けれど、お金にまつわる漢字がこの10年の中で半分も占めている……この漢字は全国から募集を募り、応募数の多かった漢字がランキングされるわけなので、つまるところ国民の不満や不安が顕著に現れている証拠といえるでしょう。
大きな災害や騒動がない年は、お金の問題が浮き出てくる……政治家の方々にはこのことを重く受け止めていただきたいものです。
お金には色々なことわざにも使われています。
「時は金なり」「金の切れ目が縁の切れ目」「地獄の沙汰も金次第」……実に多くの種類があります。
今やタイムマネジメントという洒落た言葉もあるように、時間管理能力はビジネスマンにとって必須スキルの一つとされ、無駄のない時間の有効的な活用が重視されています。
多くの時短商品が生まれる中、せかせかと無駄なく動くことが良い、とされる風潮になってきており日本人の過労がより加速している状況ですね。
時間管理も重要ですが、ぎっちりと入れたスケジュールも時には緩めることが必要だと私は思っています。
一方で今年は「金の切れ目が縁の切れ目」「地獄の沙汰も金次第」という言葉がより際立った年だなぁというのを感じています。
何かで失敗しお金を失った人にはそれまで関係が無かったようにみんなが離れていき、人として思うところがあってもそれをもみ消すように大きな力が働く……闇バイトによる強盗殺人事件がその例ですね。
お金を得るために人を殺める、物を壊す、人を陥れる……証拠もあるし誰の目からも酷いと分かるのに無罪になったり刑が軽くなっていたりする。
特に闇深い事件ほど起こった際は大きく取り上げますが、一週間もすると別の報道や話題に書き換えられ……特定の人に関する話題をいつまでも引きずっている、というのがいくつかありましたね。
正直「えっ、あの話題のその後は?」とか「このネタいつまでやるんだよ」と思ったことは多々あります。
その不自然さが近頃、目立ち始めてきたように思います。
不況ほどお金の力は大きく働きます。
もし、私が悪知恵を働き、お金をたくさん持っていて法律や制度を決めることができる立場の人間なら、あの手この手でお金の巡りを悪くして自身の立場をより強固にします。
だって、お金さえ持っていれば安泰そのものですからね。
とはいえ、革命や暴動が起きたらひとたまりもないでしょう。
しかし、日本人という人種は意外と公共の場や雰囲気を重視する人種ですから、そういうことはまず起こらないでしょう。
仮に起こったら日本の治安は一気に崩壊して安心安全な国という自国の利点を無くすわけですから、それだけはやめてほしいものです。
情が深い昔懐かしの日本……お金に惑わされず、今一度そんな日本を思い出し、これから過ごしていきましょう。