おばんです、シードルです。
食事……栄養を摂取し、体力回復、健康維持など生きていくうえで私達人間のみならず生物にとって、行わなければならない行為。
「なにを当たり前のことを……」という方もいると思いますが、この食事を毎日きとんと行っているかと問われれば怪しい方もいると思います。
疲労や多忙により食事を抜いたり、偏ったものばかり食べたり、逆に食べ過ぎて肥満や生活習慣病になったり……いくつか例に挙げたこれらについては心当たりはあるのではないでしょうか?
とはいえ、今のはあくまで成人や中年、幼少の人に特に当てはまる事例……では、高齢者はというと歯が抜けたり、噛む力が弱くなったり、飲み込む力が弱くなることによって、物を喉に詰まらせる、栄養失調になる、という方が多いですね。
これに関しては体の機能の低下によるものなのでなんとも言えないのですが、一方で別な栄養失調が発生していることがあります。
それが『物価高の買い控えによる栄養失調』です。
毎月の定例行事ともなっている食品の値上げ……これの対象となっているのが肉や魚や野菜などでタンパク質やビタミン、ミネラルが不足し『低栄養シニア』の要因になっているとのこと。
逆に比較的安価となっているインスタントやレトルト食品などの炭水化物中心の食事が増加し、栄養の偏りによる持病の悪化、体力低下……そこからの外出機会の減少、筋力低下という悪循環が発生しているそうです。
低栄養になるとケガや病気の回復の遅さや合併症、死亡リスクの誘発と良いことは一つもありません。
しかし「栄養あるものを食べましょう!」と提唱しても物価高によってそれができない状態……。
もう率直に国に任せるしかない、と言いたいですが……この現状を知っているかと聞かれたら言葉に詰まってしまうのが正直な感想です。
世界情勢もですが、政治家達は国会内での攻防に忙殺されそれどころじゃないでしょうから……。
『豊かな時代』といわれる現代ですが、本当に豊かで自由なのか……戦国時代や江戸時代に比べればだいぶ豊かであるのは確かでしょうが、本質的な部分はあまり変わっていないような気がします。
腹いっぱいまでいかずとも物がきちんと食べられる状況になってほしいものですね。
ところで、話しは変わりますが、栄養失調のほか健康と密接に関わりがあるのが歯です。
皆さんは歯医者に行かれるほうですか?
私はよほどのことがなければ、あまり歯医者には行かないタイプです。
どうも口を大きく開けて色々な器具を入れられるのが苦手なんですよね……吐き気も誘発されて……。
ですが、歯の定期健診は適度に行ったほうが将来のためでもあるようです。
というのも、歯が健康であればちゃんと食べることができ色々な栄養を摂取できるほか、食事も楽しくなって長生きしやすいのだそうです。
さらによく噛むことによって脳も活性化され、記憶力の向上や認知症の予防になるとか……。
つまり健康で長生きするには運動、睡眠、歯、食事、精神の安定が必要といえます。
お金と物価高はどうすることもできませんが、来るべきチャンスに備えて心身だけは健康に保っていきたいですね。