備忘録

〖備忘録 第48譚〗人脈のメリット、デメリット

 おばんです、シードルです。

 人脈を広げる……独立して事業を起こし、展開する人には必須ともいえるスキル。

 個人事業者が増加している今、何をするのでも『人脈』が重要視されている現代……はたして、人脈はあるだけあった方がいいのか?

 私としては繋がりがあれば色々と融通が利きやすいだろうなぁ、と思う反面……逆に身動きが取れなくなるよなぁと思うこともしばしばあります。

 それはやはり状況とか環境とか……色々な要因があるためでしょう。

 良い面を見れば知っている人が多いので顔が利きやすく、いざという時にも手数が豊富なため、あらゆる物事にスムーズに対応できる……というのが挙げられます。

 特にトラブルがあった場合などはとても便りになりますね。

 また、良い人の影響を受けて自身も高みへ上ることができ、色々な経験や知識を早くかつ多く手に入れることができるのも魅力です。

 逆に悪い面を見てみると知っている人がいるからやりづらくなる……自分の思った行動ができなくなる、というのもあります。

 変な行動や怪しい動きをすれば、色々なところに人の目があるわけなのであっという間に広がり……せっかく積み上げてきた関係が一瞬に崩れ去る、なんてよくある話しです。

 何事も得るには長い期間が必要ですが、失うのは一瞬……恐ろしいことです。

 そして、この人脈の良い側面と悪い側面が顕著に現れるのが、地方……とりわけ田舎です。

 なんせ、コミュニティが少数形成なので、どこの地域に住む誰それ……というのはその土地に住む人なら誰しも知っています。

 だから妙なことをすれば一日の内に瞬く間に広がって噂になる……行政機関に関してもその土地にゆかりのある人物が勤めていることがあるので、村八分とまではいきませんが、下手をすると四面楚歌になってしまうのです。

 ただ、信頼関係ができれば選別や何かあった時に手伝ってくれたり、自身の休みの日とかも返上して協力してくれる人がいるのもまた事実……そのため、都会と比べてより顕著にその差が実感できるでしょう。

 ハイリスク、ハイリターンというものです。

 私の知り合いの人でも人脈を多く持つ人がいますが、その地域ではほとんどが知っている人なので就職する際に逆にやりづらく、隣町で仕事をしているという人もいるくらいです。

 コネ、というのは転職等では有利になる反面……ある意味で期待もされているので、何か失敗したり責任が取れなかったりすると、一気に状況が変わってしまい、下手をすると関係まで壊れてしまいますから、賢明な判断だと思います。

 人脈もほどほどに広げ、付かず離れずの距離感を保つ程度が一番良いのかもしれません。

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