備忘録

〖備忘録 第55譚〗頭も腹も八分目がちょうどいい

 おばんです、シードルです。

 色々と便利で楽しいことが多い現代社会……その裏では数多くのストレスが付いて回っているのはいうまでもありません。

 利便性が向上するということはそれだけ負担や責任も多くなるので当然といえば当然かもしれませんが……。

 余計なストレスが昔より増えてきているのは確かです。

 SNSやネットによるエゴサーチ、人間関係によるいざこざ、世間体……これらは全て情報による『承認欲求』からくるものといえるでしょう。

 誰かに認めてもらいたい、褒められたい、見て欲しい……奥底ではそんな願望が渦巻いてますが、いざ会社やイベントのプレゼンや発表の場になると率先してやるという人が少ない現象が起こります。

 私もこうして実名でブログをやっているわけじゃないので、気持ちはよく分かります。

 羞恥心や恐怖心というものがあるから匿名でしかやりたがらないんですね。

 しかし、よくよく考えてみれば認められたいけど表に出たくない……という気持ちは相反してます。

 結局『どっちなんだい!』といわざる負えない状態なんですよね。

 そうして、そんな気持ちなのに自分が思っている反応と違う反応だった場合は怒りがこみ上げ……過剰な反応の場合は恐怖がこみ上げてくる。

 人間とはつくづく面倒な生き物だと思います。

 そうして、それがまたストレスになるんですよね……。

 とはいえ、そのストレスによる耐性は人それぞれ……人前に出ることが苦手な人もいれば得意な人もいる。

 反対に人混みが平気な人もいれば、入っただけで気持ち悪くなる人もいる(私です)

 それはその人が強いとか弱いというよりも、育った環境により自然と耐性が付いたから……あるいは相性で平気だから。

 ではそれらのストレスに対する耐性はどうやって身につけるのかといえば……徐々に低い段階から慣れていく、というのが一般的な方法です。

 けれども、それは誰もが知ること…………そこで私がオススメすることとしては『イメージトレーニング』『瞑想』です。

 両方とも想像という点では似ているような気がしますがイメージトレーニングはシュミレーション……瞑想は頭の中を空っぽにする、という違いがあります。

 もっと嚙み砕くと、イメージトレーニングは予め「こういうことが起こって、こうなる」と骨組みを立てることで実際にそれが起きたとしても「あぁ、やっぱりか」と受け流すことができ、瞑想は頭を空っぽにすることで周りを気にせず自身のことだけに集中する状態を作って、意図的に余計な情報を遮断する方法です。

 結局のところストレスに対する一番の対処法は『気にしない』ことです。

 人によっては運動のトレーニングを辛いと思う人もいれば、楽しいと思う人もいる……もちろん前者はストレスがありますが、後者はありません。

 仕事も趣味もそう……辛い、きつい、大変と思った瞬間にストレスへと変換されます。

 逆にそれが楽しい、嬉しい、喜びに思えるならストレスにはならず、むしろ幸福感で満たされます。

 なので、なにもかも『楽しい』と思えればストレスを感じなくて済むでしょうが、そうなると生物として重要な『危機的本能』というものが無くなってしまい、命を縮める結果となってしまいます。

 楽しいことは命あっての物種ですから、そう考えるとストレスも実は必要だったりします。

 人間って本当に面倒な生き物ですね。

 ですから、『ストレスを感じない』のではなく『ストレスに耐性を持つ』ことが必要というわけです。

 何事にも意味を見出すことは必要ですが、過剰に受け取らずほどほどにするのが大事といえるでしょう。

 思えば免疫を上げるには食事はお腹いっぱい食べるよりも空腹状態あるいは腹八分目にするのが良いらしいです。

『第二の脳』ともいえるお腹にある胃腸がそうなのですから、ストレスを感じる第一の脳が色々な情報を取り入れ過ぎてパンパンになるのは不健康ですよね。

 頭もお腹も腹八分目……これがストレス社会で長く生きるコツなのかもしれません。

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