備忘録

〖備忘録 第76譚〗メディアの存在意義

 おばんです、シードルです。

 近頃、やたらと取り上げられる『フジテレビの問題』

 火種となる中居正広氏の示談金問題から飛び火し、ついには大手放送局をも巻き込むほどの大事になってしまいました。

 ニュースはどこも連日連夜、このことばかり……正直見ているこちらとしては「他に話題はないのか?」と思う日々です。

 松本氏や斎藤知事の件もそうですが、文春や報道機関などは一つ穴を見つけるとそこから広げていく、というのが特徴のようです。

 これらのことに関して善か悪か…………そのことは一旦置いておくとして、その裏側で起きていることも報道しないというのは些か依怙贔屓のような気もします。

 今回はフジテレビですが、過去にはTBSもオウム真理教に関するビデオ問題をやらかしていますし、近年でいえば去年の日本テレビにおける24時間テレビの問題も大きな話題となりました。

 とはいえ、フジテレビに関しては大谷翔平選手のプライベート問題で取材拒否をされたこともあるので、風向きとしてはかなり悪い方にいってる状況……さらには会見における悪手の数々となれば、存在意義に関しても危ういでしょう。

 SNS上では『偏向報道』というワードも見られ、なんだか都合の悪いことに関しては報道しないという風潮があります。

『真実を報道する』という昔ながらの気風は失われ、Instagramのようにバズることを意識した報道を行っているのは私の気のせいでしょうか?

 結局、1月前半に起きた財務省に関するデモ活動においてもどこの局も触れる気配すら無かったので、談合めいたことでも裏でしているんじゃないか……とやや疑ってしまいました。

 真実を迅速かつ正確に報道する…………という方面から、大衆操作を重視して権力者や利益優先となっているといわれても仕方がないような気がします。

 そうなると他のメディア……週刊誌や新聞なども怪しいところ。

 最近ではそのような昔ながらにあるものを『オールドメディア』と称し、多くの人はSNSやネットニュースの方が正確だと述べる人も出てきています。

 しかし、それもまた危険な兆候。

 SNSは動画や画像も載せることができ、かつ一般の人がアップしているので信憑性も高いような気がしますが、現代では加工が誰にでもできる時代……一から十まで全部真実だとは限りません。

 ましてや、InstagramやTikTokは妖艶な女性の姿がよくアップされており、アダルトがどうのとか言って厳しく規制しているワリには無法地帯となっています。

 どんどん表沙汰になっているものは厳しく規制し、表に出ていないものに関しては見て見ぬフリをする…………もうなんだか訳が分かりません。

 Xにおいても特定の過激な表現に繋がるとおぼしき単語が入ったポストは、すぐさま凍結するもDMで脅迫ともとれる内容の文章が送られてくることに関してはノータッチという、これまたよく分からない状態に……。

 正誤入り混じった情報が飛び交う現代では、やはり情報を精査する力が必要ということになります。

 けれども今回の一件で、メディア界が大きく変わろうとするのはいうまでもありません。

 そして、それに関わる芸能界も…………。

 私達はその結果を見届け、流れに身を任せるとしましょう。

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