備忘録

〖備忘録 第75譚〗公的システムの弊害

 おばんです、シードルです。

 近頃、マイナンバーカードもそうですが公的システムや制度が急速に充実してきていますね。

 私も住民票をコンビニでコピーできたり、引っ越す際に簡単に住所変更の手続きができたり等でマイナンバーカードは持っています。

 さらに今では健康保険証と紐づけたり、運転免許証代わりにもなるのだとか……。

 いやはや、かなり多機能満載のカードに仕上がってきていますね。

 これからカード類は全部廃止され、アプリかマイナンバーカードのみに統一されるのではないでしょうか?

 とはいえ、良い面だけではないよな……と私は思うんです。

 なぜなら、まず第一にシステムの不具合も満載で全国民に導入するのは早いこと…………これでシステムエラーやハッキングなんてされたらマイナンバーカードはたちまち使えなくなってしまうでしょう。

 また、電子情報なので身分関係の情報操作もお手の物……いずれ大きな事件が起こるんじゃないかと思います。

 正直なところ、紐づけに関しては本人の意思で自由にしてほしいところですが……義務と制度といわれたら変わらざる負えないでしょう。

 このように公的システムとは万民に普及させるには便利な代物ですが、自由にカスタムしづらいという弊害があります。

 その代表的なものでいえば『義務教育』でしょう。

 戦後のGHQによる陰謀……と都市伝説界隈ではいわれていますが、平等に教育を受けるというメリットとは裏腹に個性を潰すというデメリットが発生しています。

 学校とはいえ疑似社会といっても過言ではなく『成績は3以上』『運動部もしくは文化部に入っている』『委員会に所属している』というのが『普通』とされており、その中でも『成績が4、5』『部活動で実績を作っている』『生徒会に所属している』『地域貢献を行っている』という人は教師陣から優遇され、上級国民のような待遇を与えられています。

 逆にこれらいずれかが欠けていたり、成績が一つだけ飛びぬけていても他が劣っていたりといった人はイジメの対象となったり、教師からも冷たくされているのが現状です。

 大人になった社会ではその能力に価値を見出してくれる人はいますが、学校という閉鎖的空間になると村八分……もしくは徹底的な矯正により、それを殺しています。

 学校や自身の評判を守るため、先生にしろ生徒にしろ多に巻かれて傍観……それどころかもみ消したり、イジメに加担する人までいるのですから、まずは教育水準の向上よりも教育改善を行ってほしいものですね。

 今の世論や地方の教育機関における不祥事を見るたび、教育というより洗脳じゃないかと思ってしまいます。

 真の教育という点でいえばアニメや漫画といったサブカルチャーが大いに貢献しているといえるでしょう。

 キャラクターの生き様や言葉に感銘を受けた、という人も少なくありません。ましてや、今のアニメや漫画は入念な設定や作りこみですから、色々な知識が自然と身に付きます。

 イジメを増長し、洗脳を施すくらいなら義務教育なんてものは廃止して塾だけにしたほうが教師たちの質も上がるし、子供達の自由も増えるんじゃなかろうか……。

 かなり暴論に近い意見を出しましたが、これと似た『江戸時代』では日本人の思想や教育水準は現代よりも高かったですし、一人一人の志も高潔なものなので自分で言うのもあれですが、あながち外れてもいないと思うんですよ……中には過激な人達もいましたが、結果的に成功していますし。

 公的システムという雁字搦めの呪縛によって生活が握られてしまった今じゃ、一揆や倒幕のような革命は起こさない……いえ、起こせないでしょう。

 まぁ、人命を犠牲にして自身の要求を突きつけるのはもはや脅迫なのでそれに関しては違うといえますが……。

 公的恩恵を受けてこれからも生きていくのか……その恩恵を捨てて個性を伸ばし、生きていくのか。

 どう生きていくかは皆さん次第です。

こちらもオススメ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA