おばんです、シードルです。
この頃、日本は色々と目まぐるしく変わっているなぁ……とつくづく感じている私です。
政界のどたばたもそうですが、文春砲を次から次へと受ける芸能人の数々……強盗殺人へと凶悪化してきている闇バイト、未成年による事件の増加……。
なんというか……世も末というか、世紀末一直線。
『北斗の拳』の世界になる一歩手前じゃないか、と思ってしまいます。
ただ、向こうとは違ってこちらには明確な『救世主』とやらが存在しませんが……。
善か悪か……事実か否かはこの際、一旦置いておくとしてなんだか最近、別な意味で『カニバリズム』が起きているな、と個人的に感じています。
『カニバリズム』とは人間が人間を食べる行動または習俗のことをいいます。
実際に今の世で人肉を食べる、なんてことはありませんが……目立っている人を陥れることで人気や禄を食んだり、頑張って若い頃に稼いだお金を貯蓄している高齢者を狙って襲ったり、自分よりも立場や能力が劣っていると思う人を集団で食い物にする……。
そうやって別な意味で人を食べている人間が増えてきたと思いませんか?
それが貧困によるものなのか……あるいは、善悪の境目が分からなくなってしまった倫理観の欠如によるものか分かりませんが。
少し話しが変わりますが、元々のカニバリズムの起こった経緯としては一時的な飢餓状態を脱する緊急回避的なもので、率先して人を襲って食べていたわけではありません。
そんな積極的に人を襲って食べていたら人類はあっという間に絶滅してしまいますからね。
ただ、その名残が世界各地で形を変え、様々な習俗へと発展していきました。
現代の文明社会においては『死体損壊』といった法律に触れることのほかに、人肉を食べることによって発症する『クールー病』の原因として固く禁じられています。
神様というのは種が滅びないよう上手く設計したものですね。
話しを戻し、そんな禁止されている食人が別な形で横行している現代……人との繋がりが希薄し、信用も簡単に破綻され、真っ当に働くよりも奪うほうが楽と認知され始める中で、私達は生きていくことができるでしょうか?
よく都市伝説界隈ではAIによる人類管理や核を使用した第三次世界大戦の勃発……科学関連では地球温暖化の悪化や大地震、食糧危機な様々な要因で人類は危機的状況に陥るとされています。
なかには宇宙人の襲来や隕石の落下ということまで挙がってきています。
人類単位で考えると大規模で不安を煽りますが、人間単体でよくよく考えてみて下さい。
人間自体はかなり脆いです。
動物に襲われたり、寒さや暑さ、病気や飢え、渇き、空気の不足、精神的な負荷……他にも挙げたらキリがないですが、簡単に死にます。
様々なことが騒がれている近年ですが、私個人としてはその他もろもろが起こる前に人類は自分たちの手で勝手に滅びると思います。自分で自分の首を絞める、というやつです。
一族の内輪揉め……食人行為……同種が食らい合った結果はどんな形であれ悲惨な末路が多いです。
互いに争って食べあう状態でなく、互いに助け合って分け合う世になれば一番良いんですけどね。