岩手沿岸にある釜石は『ラグビー』や『釜石大観音』、そして世界遺産にもなった『橋野鉄鉱山』とかなり有名なものがありますが、グルメはと聞かれたらなにを連想するでしょうか?
新鮮な海の幸を使った海鮮丼?
高級とされる甲子柿?
こちらもまた様々ありますが、馴染みがあるものとしては『釜石ラーメン』ではないでしょうか?
映画『釜石ラーメン物語』でも話題になったラーメン……現地でしか食べられないのか?
いいえ、現地にいかずともご自宅で簡単に作れちゃうんです。
そんなわけで今回は『釜石ラーメン』を実際に調理し、食してみました。
概要
そもそも釜石ラーメンとは、なにか……釜石ラーメンは釜石市の地元で愛されてきたご当地ラーメンで『新華園本店』が発祥とされています。
極細の縮れ麺と琥珀色に透き通った 醤油ベースのスープで、シンプルな具材とあっさりとした味わいが特徴で、麺は茹で上がりが早く、程よいコシもあり、スープとの相性が抜群です。
昭和30年代に釜石の製鉄所や漁港が賑わっていた時代に鉄鋼業の人や漁師たちが忙しい合間に素早く食べられるように工夫されたこのラーメンは働く人々に愛される存在となり、今でも地元の人々に親しまれています。
レポート
見た目&調理開始
それではさっそく調理といきましょう。
まずはパッケージから……
釜石ラーメンは色々と種類がありますが、今回はシンプルに金の醬油味です。
内容量としては麺とスープがそれぞれ一人前……二人分なら二袋必要ですね。
裏には成分材料と作り方が載っています。
この通りに作ればまず間違いない……しかし、細い縮れ麺にしては茹で時間が5分とやや長めですね。
そして、今回使う材料がこちら……
・釜石ラーメン醤油味 1袋
・マルちゃんの具材セット(煮卵、メンマ、焼豚入り) 1袋
・刻みねぎ
釜石ラーメンは具材がシンプルなため、簡単に揃えることができます。
まずはお湯を大量に沸かすところからスタート。
お湯が沸いたら少しお湯(300㎖)を取り、どんぶりに入れてスープを袋ごと入れてよく温めます。
そうして、スープを温めている間……
沸騰したお湯に麺を入れ5分茹でます。
入れてからは何もせず、3分経ったら麺をほぐします。
麺をほぐしたら今度は温めたスープを取り出し、お湯に溶かします。
普通の醬油ラーメンと比較すると色合いはやや薄めです。
そうしてスープを作り終えると、ちょうど麺が茹で上がりました。
あとは先ほどのトッピングを乗せ……
釜石ラーメン完成です!
5分は長いかと思っていましたが、作っていると意外とあっという間になるものですね。
匂い
香りは魚醤というか、魚ベースの仄かな良い香りです。
強すぎない……けれども普通の醬油ラーメンの香り比べるとほんの少し強い、鼻腔をくすぐる良い匂いです。
味
それではさっそく食べてみましょう。
麺は細く縮れているため、あっさりとしたスープにもほどよく絡んでとても美味しいです。
味の方も香り同様、あっさりとした魚ベースの味……けれどもあっさりし過ぎというわけでは決してなく、旨味がちゃんと出ています。
一度啜るとやめられない、止まらないかっぱえびせんのようなクセがあります。
醤油よりもあっさりしておらず、豚骨のようにこってりし過ぎてもいない……魚介ベースのスープはやや味が濃くなる傾向がありますが、こちらは決して濃くありません。
とても食べやすいラーメンです。
用途&感想
結構あっさりしているのでお酒などを飲んだ後の締めのラーメンにぴったりです。
また、味も濃くないのでお腹の調子がイマイチでも安心して食べることができそうです。
あごだしに近い感じですが、味が主張せず旨味が前衛に来ている感じで醬油好きはもちろん、味が濃いラーメンが好きな人にもオススメできます。
また、今回は簡単なトッピングで作りましたが、めかぶやシーフードミックス、カニカマなどを使えば手軽に海鮮釜石ラーメンにも変化できるでしょう。
商品アフィリ
今回紹介した『釜石ラーメン』は道の駅や物産コーナーで購入することができるほか、通販サイトなどでも購入することができます。
また、今回紹介した味以外にも様々な味がありますので、気になった方はぜひ購入してみてください。
おわりに
地元で愛されている釜石ラーメン……シンプルながら懐かしさも感じることができる優しい味。
そんなラーメンが自宅で簡単に作ることができるのですから良い時代になりましたね。
これからは寒さと雪で外出が特に厳しくなる季節……この冬は自宅で家族団らん釜石ラーメンで心も体も温めて過ごしましょう!