シードルの本棚

気胸の体験記録【シードル医療記】

 たびたび当ブログ内において私の持病を敢えて『肺の病気』と称していますが……皆さんは『肺に穴が空く病気』というのをご存じでしょうか?

 その名も『気胸』……正式名称は『肺気胸』『自然気胸』と呼ばれるこの病気はガンや糖尿病などに比べてあまり認知度がない病気ですが、一時期は芸能人の佐藤健さんや嵐の相葉雅紀さん、ナインティナインの矢部浩之さんなどが罹ったことで話題になりました。

 スポーツ選手ではサッカーの長友佑都さんも種類は違えど気胸になり、選手生命が脅かされたことでも知られています。

 ですが、病状はネットなどにあっても書籍などで詳しく書いてあるものは乏しく、その予防法や療養法もあまり載っていないのが現状です。

 今回は過去から現在に至るまで6回ほど発症し、私の人生においてほぼ全てに影響を与えたその『気胸』について私自身の体験を踏まえながら、主治医から聞いたことと私なりの考えをお話したいと思います。

そもそも気胸とは?

 まず始めに『気胸』とはなんなのかを説明します。

 最初にも述べたとおり、気胸とは簡単にいうと『肺に穴が空く病気』です。

 詳しく説明すると『何らかの原因により肺に穴が空き、タイヤがパンクするように肺が破れ、そこから空気が漏れでて縮む病気』のことをいいます。

 軽度の場合は自然と治っていくことが多く、命に関わることはほとんどありませんが、重症化すると呼吸障害が起き、場合によっては死に至ることもあります。

 そのため、呼吸困難が急激に進行した場合は救急搬送を行い、絶対安静が鉄則となります。

気胸の種類

 そんな気胸はいくつかの種類があり、主に原因で分けられています。

原発性気胸

気胸

 原発性(げんぱつせい)気胸とは、原因となる病気がない症例や、原因不明の場合に付けられるものです。

 佐藤健さんや相葉雅紀さん、矢部浩之さんや私が罹っている気胸はこちらになります。

 気胸の患者の特徴として肺の一部に『肺嚢胞(はいのうほう)』という薄い袋のような部分(ブラ・ブレブ。通称“ブラ”)ができ、そこが破れて穴が空き、発症に至ります。

 なぜ肺嚢胞が発生したり破れたりするのかは、今のところはっきりしていません

 あるとき突然発生することから『自然気胸』『特発性自然気胸』とも呼ばれたりします。

 原因は分かりませんが、患者に多い特徴として『10代後半から30代のやせ型で胸の薄い男性』がなりやすく、巷では『イケメン病』とも呼ばれています。(私は例外です)

続発性気胸

タバコ

 続発性(ぞくはつせい)自然気胸はもともと持っていた肺疾患が引き金となるなど『病気が原因』となり、発症する気胸です。

 喫煙が大きく関係するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの病気は、気胸を発症する要因として考えられており、喫煙習慣のある高齢者がかかりやすいのが特徴です。

 その他にも遺伝病の『Birt-Hogg-Dube症候群』『リンパ脈管筋腫症(LAM)』などの病気でも、特殊な肺嚢胞の生成が原因となって、気胸を発症します。

外傷性気胸

事故

 運動時のケガや交通事故による衝撃などで肋骨が折れ、肺に刺さるといったような『怪我や事故』で発症する気胸です。

 長友佑都さんは試合中、ボールが胸に当たったことで発症した気胸はこちらによるものです。

 この気胸は心臓などの手術で針を刺すような検査や治療を受けたことによって起こることもあり、その場合は医原性(いげんせい)気胸と呼びます。

生理性気胸

生理

 若い男性に多い気胸ですが、稀に月経(生理)の前後に発生する『月経随伴性気胸(げっけいずいはんせいききょう)』というものがあります。

 この気胸は、子宮内膜症の症状で横隔膜、または肺まで子宮内膜が広がり、月経の際に横隔膜や肺に穴が開くことが原因であると考えられています。

 女性は比較的気胸になりにくい特徴があるため、女性が気胸を起こした際は『月経随伴性気胸』である可能性があります。

 治療には外科療法やホルモン療法を用います。

気胸の診断

診断

 気胸の診断は呼吸器外科、呼吸器内科、内科のいずれかで診断してもらうことができます。

 一般には問診、聴診器による診断、指先にパルスオキシメーターという酸素濃度を測定する機械を取りつけて酸素の量を測ったり、心電図、胸部レントゲン検査などをしてから診断されます。

 特にレントゲンは重要でここで肺の虚脱(縮んでいる状態)が確認されれば、もっと詳細に知るために大きめの病院へ回され、MRI検査やCT検査などに移ります

 私はMRI検査はしたことがありますが、CT検査まではしたことがありません。

 レントゲンで虚脱が確認され、特に肺の持病が無い場合はCT検査まではいかないことが多いのかもしれません。

気胸の症状

 気胸の症状としては主に……

・息苦しさ

・胸の痛み(胸痛)

・咳(乾いた咳や空咳)

・肩・鎖骨周辺の違和感(「コポコポ」「ボコボコ」という感覚)

・胸や背中の痛み(刺すような痛みや筋肉痛、コリのような痛み、圧迫感)

・冷や汗

チアノーゼ(酸素不足で爪や唇が青くなる状態)

・顔面蒼白

・頻脈や速い心拍数

などがあり、『軽度~高度』命に関わる『緊張度』という重症度に分かれています

 私はこの軽度から緊張度まで一通り、体験したことがあるので、その時の体験も交えて説明します。

軽度

 症状がほとんどみられない場合があり、経過観察中や気付かない内に穴が自然とふさがっていることもあります

 レントゲンでは『肺尖(はいせん)【肺のてっぺん部分】』が、鎖骨よりも上の方にある状態をいいます。

 SPO2……パルスオキシメーターで計る酸素の量としては通常の97~98%。健康な人の場合はこの量が98~100%なので、ほぼ問題はない状態です。

 この場合は外来で胸部レントゲン検査を定期的に受けるだけで、二週間ほどの安静を言い渡されることが多いです。

 肺の穴がふたたび開くようなことがなければ、漏れていた空気はやがて血液に溶けてなくなるため1~3週間で快方に向かいます。

 しかし、軽度でも痛みや呼吸困難などの症状がみられる場合は入院した方が安心です。

 私の場合は背中に筋肉痛のような僅かな痛みがあり、横になったり、上体を動かすと「コポコポ」と泡が弾けるような感覚が感じられました。

中度

 息苦しさや若干の咳、背中や肩、首あたりに痛みを感じます

 ここで自覚して病院受診する方が多いです。

 レントゲンでは肺尖が、鎖骨よりも下の方にあり、縮んでいるのが素人目から見ても明らかです。

 酸素の量としては92~96%を示します。若干低下気味といえます。

 この場合は病院へ入院となり、絶対安静となります。

 この時、細い管を通して胸腔に溜まった空気を身体の外に排出させる『胸腔ドレナージ』を行うと肺の穴が塞がりやすくなります

 これは、2本の肋骨の間に麻酔をかけ、小さく切開してドレーンバッグ(箱)に繋いだ胸腔ドレーン(細い管)を挿入するという方法です。

 中度以上の気胸になると漏れ出た空気が肺を圧迫し、穴を塞ぐのを邪魔するのでたまった空気を出す必要があるんです。

 このドレーンバッグは外からの空気を逆流させずに漏れた空気を外に排出するという仕組みになっており、肺が自然と塞がるのを助ける処置ということになります。

 ドレーンを挿入したあとは、ドレーンが正しい位置に置かれているかを確認するため、胸部レントゲン検査を毎日実施します。

 肺が膨らみ、ドレーンから空気が漏れなくなったら管を抜去(抜く)しますが、空気の漏れ出る量が多く肺が十分膨らまない場合には、陰圧をかけて吸引を強くして肺を膨らませます。

 私の場合は背中の痛みが強くなり、「コポコポ」する感覚も頻度が増え、軽い咳が出るようになりました。

高度

 息苦しさや痛みは変わらず見られ、この辺りから乾いたような咳や空咳といった症状が増え始めます。

 中度で我慢していた方もここでようやく「何かおかしい」と気付き始める頃です。

 レントゲンは肺が半分以下にしぼんでいる状態です。

 酸素の量としては89~92%を示し、低下しています。

 治療法としては中度同様に『胸腔ドレナージ』を行いますが、自然に穴が塞がらないときは、ドレーンから自己血や薬剤(タルク、ピシバニール、ミノマイシンなど)を入れ、『臓側胸膜』と呼ばれる肺を包む胸膜と『壁側胸膜』と呼ばれる胸壁側の胸膜とを癒着させる『胸膜癒着術』を行ったり、胸膜に近い素材を使用したシールのようなものを貼って穴を塞ぎます。

 また、この時点で以前も気胸を発症していた場合は気胸の原因であるブラを切除する『開胸手術』『胸腔鏡手術』を行います。

 私の場合は背中の痛みは以前と同様でしたが「コポコポ」という感覚が「ボコボコ」と気泡が大きくなったような感覚があり、肺に響かない咳を頻繁にするようになりました。

緊張度

 ほぼ呼吸困難に陥っている状態で、意識不明や命の危険がある状態です。

 胸腔内の気圧が高くなり、肺に血液が戻るときの経路の役割を果たす肺静脈を圧迫しているので心臓に血液が戻らなくなり、体に送ることができない状態となって、場合によっては血圧が低下してショック死する恐れがあります。

 レントゲンでは完全に片肺しか無い状態です。

 酸素の量としては74~88%を示し、酸状態です。

 この場合は一刻も早く『胸腔ドレナージ』を行い、空気を抜く必要があります

 稀にドレナージを挿入するだけで回復することもありますが、穴が自然に塞がるほどの大きさにはなっていないので多くの場合は手術になります。

 私の場合はこの段階まで来ると背中の痛みや泡が弾ける感覚が無くなりましたが、代わりに水面でアプアプしているような溺れているような状態に加え、心拍数が急上昇し、大きな空咳も相まって、意識が何度か飛びそうになりました

 この時は必死な思いで病院へ辿り着きましたが、救急車を呼んだほうが確実です。

 ごく稀に肺に血が溜まって起きる『血胸』や両方の肺が同時に破れることによって、急に緊急度の気胸に陥ることもあるので、やはり異常を感じたらすぐさま病院に行くのが賢明といえます。

気胸の治療法

 気胸の治療法としては軽度が自宅療養による安静&定期的なレントゲンによる外来受診

 中度~緊急度は入院による『胸腔ドレナージ』の脱気で肺を広げて自然に治癒するのを待ったり、薬剤を注入することでわざと炎症を起こさせ、強制的に膜を塞ぐ治療法などになります。

 再発があったり、破れた穴が大きい場合は『開胸手術』や『胸腔鏡手術』を行います。

 現在では体への負担が少なく、術後の傷跡も目立たない『胸腔鏡手術』が主流で、この方法では、全身麻酔をしたうえで胸に1~2cm程度の皮膚切開を3か所行い、そのうちひとつから胸腔鏡(カメラ)……他から専用の器具を挿入しモニターに写された画像を見ながら、ブラを切除して塞ぐ方法です。

 このブラは自然治癒で塞がることもありますが、その場合の再発率は50%ほど……『胸腔ドレナージ』では30%ほどで『胸腔鏡手術』の場合は10パーセント以下となります。

 もう一つの『開胸手術』では再発率は3%以下となりますが、術後の体への負担が大きいことなどからあまり推奨はされていない状況です。

 私自身、手術は三回ほど経験しており『胸腔鏡手術』『胸膜に近い素材でできたシートで穴を塞ぐ手術』で治療しました。

 この手術ではホチキスのようなもので止める方法と縫い合わせる方法の2種類を経験していますが、後者のほうが再発は低いように感じました。

気胸体験談

 それでは私が過去に体験した気胸のエピソードを紹介します。

 もし、心当たりがあるならば急いで病院受診をしたほうが良いかもしれません。

一度目

 一度目……初めて気胸を発症したのは18歳の頃。

 当時、私はガソリンスタンドのアルバイトをしており、夜間から日中まで不規則なシフトで働いていました。

 ある時、偉い人が関東の本部から来るとのことでその日は早番にも関わらず、翌日の朝になるまで上司の指示で清掃活動に励み、日中の仕事もこなした後、毎日のルーティンで本屋に寄った時……胸と背中の痛みを感じ、呼吸困難に陥りました。

 今までも胸の痛みは感じたことがありましたが、仕事の多忙さもありそのままにしていました。(「ボコボコ」の感覚はありましたが、疲れによるものと思っていました)

 しかし、異常といっていいほど息をすることができず、変な咳も出る始末……翌日が金曜日で仕事も休みだったこともあり、病院へ行ったところ……片方の肺が完全に潰れ、酸素の量も80%となり、紹介状を書いてもらい大きな病院へ行くこととなりました。

 その時、お医者さんに「あと少し遅れていたら死んでいたところだよ。どうしてもっと早く来なかったの!」と言われました。

 死の間際……緊張度の気胸でした。

 そのまま病院へ入院……初の発症ということで、一度目は『胸腔ドレナージ』で治療しました。

 ちなみにそのことで上司に休むことを伝えると呆れられ、退院後に気胸のためこれ以上働けないことを伝えるともの凄い怒鳴られた挙句に恫喝もされました。

 正直、ブラック過ぎる職場……辞めて良かったと思います。

二度目

 二度目はそれから三年後の21歳の時……その頃は今までアルバイトをして貯めたお金と「介護福祉士になってみようか」と思い、専門学校に通っていた時です。

 一度目に比べて穏やかな症状でしたが「コポコポ」する感覚と背中の痛み、咳があり、受信したところ中度の気胸の診断を受けました。

 再発したこともあり、今回は『胸腔鏡手術』を受けました。

 その際、手術後はトイレに行けないために紙おむつを使うよう言われて成人してから初のオムツ使用となりました。

 入院期間は2週間ほど……その間、学校でも利用者さんの気持ちを知るためにオムツを使用する課題があり、予期せぬこととはいえ、ちょうどよく課題のレポートを作成することが出来ました。

三度目

 三度目はそれから五年後……26歳の時。

 その頃は現場で介護福祉士として働いていましたが、異動もあったうえに上司とは仲が悪く、1週間休みなしの夜勤を組まれたりといった過労働のためか、発症。

 前回同様に背中の肩甲骨付近の痛みと「ボコボコ」する感覚で受診しました。

 二度目までは直接治療した病院へ行けたのですが、その頃になると医療現場のひっ迫を解消するため、受診歴のあるないに関わらず、近くの病院へ一旦受診してから紹介状を書いてもらう必要がありました。

 ただ、この一次病院が問題で普段行っているかかりつけの病院がこの時に限って休診。

 仕方なく、他の病院へ行き症状や病歴を伝えましたが、レントゲン検査もせず「まず静養して様子見て」の一点張り。

 その後、やりとりを続ける内に向こうのお医者さんが仕方なく、といった感じでホコリの被っていたレントゲンを掃除して撮影し、中度の気胸が確認され、紹介状を書いていただきました。

 三度目はしばらく前回手術したこともあって『胸腔ドレナージ』で様子を見ていましたが、なかなか穴が塞がらず、今度は『胸膜に近い素材でできたシートを貼って塞ぐ』手術へ。

 ただ、この時の手術は麻酔がよほど効いていたのか強烈な吐き気と嘔吐に見舞われました。

 ちなみに退院後に上司へ病気のことを報告するも「聞いたことない」といわれました。

四度目

 四度目は前回の職場を退職し、花巻市へ引っ越して別の職場で働いていた時です。

 夜間に「コポコポ」する感覚があり、翌日新しく見つけたかかりつけ医へ行くと軽度の気胸の診断を受けました。

 重い物や激しい運動を控え、静養するようにいわれ、仕事は軽作業を中心にしてもらい、周りの人にも協力して頂いて、なんとか入院まで至らずに過ごすことができました。

五度目

 五度目はそんな職場で働き、四年目になった頃です。

 当時、大規模な人事異動が出され、馴染みのある人たちがほぼ皆いなくなるうえに残る人達に第三者に分からないような嫌がらせをされ、コロナ対応とてんてこ舞いな状態が重なったためか、激しい鼓動と「ボコボコ」する感覚になるまで病院に行けずにいました。

 ようやくかかりつけ医へ行けるようになった頃には咳こそはないものの、息切れと意識が飛びそうな感覚に襲われたのを今でも覚えています。

 その時の酸素の量は98%で、血圧は異常なし……そのうえ、病院はとても混んでいましたが、対応して下さった看護師が異変に気付き、検査を早めに優先してくださってレントゲンを撮ると高度の気胸の診断となりました。

 その後は北上市の県立病院へ行きましたが、そこでは手術を行うことができる先生はおらず、ドレナージによる脱気の処置だけ行い、救急車で医科大学附属病院へ搬送となりました。

 そこではより詳しい検査をしたのですが、以前手術した部位の隙間が破れて穴が空いているのと同時にその傷口が餅のように固くなっており、自然に穴が塞がるのが不可能な状態に……。

 やむなく、肺の3分の1を切除してからブラを取り、縫合。

 その際は、オムツは使わず尿道カテーテルを挿入されたため術後は排尿時に少し苦労しました。

 その後はお医者さんから説明を受けたのですが「他にも細かいブラや破れそうなものがあるので、これからは激しい運動や気圧の変化が激しいこと(飛行機に乗る、登山、ダイビング等)はしないように…」と告げられました。

 人生としても落ち着いてきた頃なので、親が元気な内に旅行や登山をしようと色々準備していたタイミングだったので、それをいわれた時はショックが大きく……私が長年抱いていた夢の数々は肺と同様に破れました。

 さらに追い打ちを掛けるように復帰した職場では看護の方に「そんな病気聞いたことがない!」「仮病なんじゃないの?」といわれ、医師の診断書を見せても納得する様子もなく、それどころか「早く現場で仕事してください」とプレッシャーをかけられ、新しく変わった職場において疎外感や力不足を感じ、退職することとなりました。

六度目

 六度目はそんな職場を退職し「どうせなら今まで抱いていた車での日本全国一周をして気持ちを切り替えてから仕事を探そう」と準備していた頃です。

 その時は気胸により夢が次々潰えたことと、働いていない……早く旅に出たい、という気持ちもあって、連日の雪や寒波の情報で予定を幾度も変更せざる負えなくなり苛立っていまいました。

 そんな中、親と些細なことでケンカしてしまい家を飛び出し……寒波の中、車中泊を繰り返す日々を送っていました。

 このケンカ……結構大事になってしまい、この時の私は親との縁を切るつもりで飛び出していました。ざっくりいうなら家出です。

 本当はすぐにでも出ていきたかったのですがマイナンバーカードでの確定申告がエラーでできず、書類での確定申告をするために2月17日まで待つ必要がありました。(さらに追い討つように年金の書類が届かず、何度郵送申請しても表示できない電子記録で来たことも要因の一つだったと思います)

 そうして、ようやく確定申告が終わった後……祖母の家に事情を話して泊まらせて頂き、翌日旅立ちをしました。

 その時の記録が『旅行記』で記したこちら▼の記事です。

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 その出発の早朝に祖母から諭され、実家により互いに言い合って和解となり、ようやく真の旅立ちとなりましたが、それまで精神的に気にして食事もあまり摂っていなかったことと、寒波の中での過酷な車中泊も相まってか、旅立ち初日の深夜に背中、胸の痛みと息苦しさ、「コポコポ」する嫌な感覚があり、慣れない土地を運転しながら病院を回り、教えて頂いた『急患センター』で診てもらい、軽度の気胸の診断を受けました。

 その後は紹介状を書いていただいて、市立病院へ移動。

 より詳しい検査と点滴を受け、やはり軽度の気胸ということで「岩手のかかりつけ医に行った方が良い」という向こうのお医者さん達の判断で、和解した直後の親を呼び、車と共に岩手へ強制送還となりました。

「この夢もダメなのか……」とほぼうつ状態になり、いい歳なのに両親の前で大泣きし、しばらく部屋で塞ぎこみました。

 今思えば身から出た錆ですし、自業自得……親に迷惑をかけた罰だと思いますが、その時は「この世界で楽しむことは一切捨て、苦しみと辛さだけ味わって一生生きていけって神様は言っているのか?」と何度も思いました。 

 この時ばかりは親や他の人達にご迷惑をかけ、情けないやら申し訳ないやらの気持ちでいっぱいでした。

 その後は主治医と対面し、感じる症状はあってもレントゲン状はごく軽度の診断を受け、自宅療養を言い渡されることに。

 その際「遠方への旅はダメですか?」と伺ったところ「旅行は問題ないですが、疲労感は溜めず、飛行機や登山などに気をつければ大丈夫ですよ」と許可を頂きました。

 その時に色々と疑問に思ったことを聞いてきたので、後ほどその内容を載せます。

 このように過去から現在まで私と気胸との腐れ縁は続いているというわけです。

原発性気胸の原因

 そんな気胸ですが、何が原因かというと種類の項目でも述べた通り、詳しい原因は未だ分かっていません。

 続発性や外傷性、生理性といったものに関しては関連するものが明らかなのですが、原発性に至っては確かな原因は分かっておりません。

 それゆえに薬を飲んで、治したり予防するといったことはできず、現段階では対処療法しかないとうのが現状です。

 しかし、私の今までの体験から発症する際にいくつかの共通項目が分かったので、それを元に原因を挙げていきます。

ストレス

ストレス

 気胸の原因として一番はどれか? と聞かれたら私は『ストレス』と答えます。

 6度の体験談を見て分かる通り、主に職場の無理な勤務状態や人間関係、環境の変化……6度目は自業自得とはいえ、かなり精神的に負荷の掛かった出来事なのでやはりストレスは直接的な原因ではないにせよ、無関係では無かったと思います。

 主治医との話しでも近年は受験生が特になりやすい傾向にある、ということを聞いたので、プレッシャーなども要注意です。

 ごく微量のストレスは緊張を持つのに大事ですが、やはり多大なストレスは百害あって一利なしといえるでしょう。

気圧の変化

気圧

 気圧の変化……そういうとあまりピンッと来ない方もいると思いますが、簡単に述べると『季節の変化』です。

 天気による偏頭痛も気圧によるものですが、肺に限っては雨や曇りで異常が出るほど繊細ではありません。

 ただ、冬から春……夏から秋といった気温や空気が変わるほどの変化では発症しやすいです。

 私の5、6度目以外はいずれも秋……大型の台風が接近している時にいずれも発症し、5、6度目は冬から春に変わる頃に起きています。

 また、気胸を発症している際は飛行機やスキューバダイビング、登山は禁忌とされており……これはいずれも平地にいる時よりも気圧差が生じ、飛行機内の場合は低気圧が肺の中の空気を膨張させ、気胸の悪化や再発を引き起こすリスクが高まるからです。

 そのため、空気が変わるほどの季節変化の際は特に注意したほうが良いでしょう。

いきみ

いきみ

 いきみ……大きく息を吸って力を入れることもまた肺に負担をかけ、気胸の発症を上げる要因となります。

 特に思春期で気胸を発症する人の特徴としてストレスの掛かる受験生と吹奏楽など大きく息を吸って吐く行為を頻繁に行う学生さんは発症しやすいとされています。

 特に咳や便秘で気張る際も体全体に自然と負荷をかけ、治りかけの人の場合は再発しやすい傾向もあります。

 とはいえ、咳は肺を広げたりする働きのほか、ウイルスなどを出したり、体調不良時の痰は細菌の塊なので出さなければ、肺が腐ってしまう恐れがあります。

 やり過ぎないよう、適度に行うようにしましょう。

寒さ

寒さ

 これはあくまで個人的な見解ですが、寒暖差……特に『寒さ』も原因の一つではないかと考えています。

 理由としては寒くなり、体が強張ると筋肉などに力が入りやすくなるからです。

 筋肉と内臓である肺は一見すると関係が無いように思えますが、力むことによって自然といきみやすくなってしまうので、こちらも無関係ではないといえます。

 特に寒くなると血流が悪くなって首や肩、肩甲骨が凝りやすくなります。

 そうなると、さらに変に力が入って発症してしまうケースがあります。

 四度目の気胸はこのパターンで寒くて背中や肩に力が入ってしまったことにより、肺にも徐々に負荷が掛けられ、発症してしまいました。

強負荷の運動

トレーニング

 発症してからになりますが『強負荷の運動』も発症リスクの要因になります。

 特に『全力ダッシュ』『フルマラソン』『腹部への長時間の負荷』『重量物の上げ下ろし』が該当されており、これは治ってからも数週間は控えるようお医者さんからもいわれるほどです。

 特に破れやすいブラがある場合はこちらも禁忌事項に当てはまります。

 健康増進の運動をする場合は軽めの運動を休憩を挟みながら行うのが良いでしょう。

疲労

疲れ

 直接的な因果関係は証明されていませんが『疲労』も要因の一つではないかと考えられます。

 特に長時間、長期間に至って溜まる疲労の場合は血流も悪くなり、回復も遅くなります。

 やがて疲労が蓄積すると体の内部からダメージが現れはじめ、肺の膜が薄い人は発症しやすくなります。

 仕事や運動で疲労が溜まったら、その倍は休むのが適切といえるでしょう。

気胸の予防法

 原因をいくつか挙げたわけですが、確固たる予防法があるのかといわれたら残念ながらこちらもまだありません

 強いていうなら喫煙習慣のある人は『禁煙』……ない人はタバコの煙が無い所に行くことが挙げられますが、こちらも病が原因の続発性においては効果があるものの、原発性にはイマイチです。

 かといって、季節の変化が無い土地に行くなんてことは難しいですし……少しでも何かしたいと思いますよね?

 ということで、微力かと思いますが私が実際にやっていることや気胸を発症してもその後に再発をしていない人達の例を挙げながら紹介していこうと思います。

ストレスを溜めない

リフレッシュ

 ストレスを溜めないこと……これはマストといえますね。

 というよりも病気全般に当てはまります。

 急激なストレスというのは頭痛や胃の不調、声といったように内部から影響が出ることが多いです。

 特に気胸になった人は肺の膜が薄いので、ただでさえ影響が出やすいといえるでしょう。

 過度なストレスにさらされると心拍数が上がり、自然と呼吸も早くなって無意識に肺に負担をかけます

 特に過呼吸に陥るとなる際も戻す際も肺へ二重に負担をかけることになり、余計リスクが上がります。

 休養や趣味で適度に発散しましょう。

栄養をつける

栄養

 これはお医者さんにもよくいわれていたことですが『栄養をしっかり摂る』ことが重要です。

 気胸の発症者の多くは『やせ型で胸の薄い男性』……ということからも分かるとおり、痩せている人に起きやすいのが特徴です。

 そのために『しっかりと食べて栄養をつける』ことが大事です。

 よく気胸を知らない人からは「とにかく体重を増やせ!」と言われますが、体が作られる成長期や思春期などはともかくとして、成熟した大人の場合は『ただ太ったところで肺の膜が厚くなる』なんてことはよほどのことがない限り無いと考えた方が良いです。

 ですが、肺の膜が厚くならないからといって諦めて食べなくても良いかというとそうでもありません。

 サッカーの長友佑都さんは気胸を発症したことによりアジアカップへの参加が絶望でしたが、『ファットアダプト食事法』という食事法によりアジアカップに復帰しています。

 この食事法は摂取する糖質を一定量に抑えて、たんぱく質と脂質は積極的にとる』というもので、これにより全治2カ月半が1カ月半も早い回復となり、脅威の復活となったのです。

 また、嵐の相葉雅紀さんも料理番組に出演してよく食べるようになってからは気胸の気の字も見られなくなりました。

 すなわち『ただ体重を増やすよりも栄養をつける』ことが大事ということが証明されたわけです。

 一方で私の場合も少食は日常茶飯事ですが『急性胃腸炎』『逆流性食道炎』の発症で普段よりも食べられなくなっている時に発症するケースが多いです。

 少食の人は時間や量を分けてでも良いから少しずつ食べるのが良いでしょう。

 手軽にタンパク質を摂るなら『プロテイン』が一般的には知られていますね。

 ただ、一般のプロテインに含まれる『ホエイ』は乳清(ヨーグルトの上澄み液)が原料のため、牛乳などの乳製品を摂取するとお腹がゴロゴロする、という『乳糖不耐症』の方は大豆が原料となっている『ソイプロテイン』がオススメです。

 また「プロテインは作るのが大変…」「プロテインはなんだか抵抗がある…」という人は一時期私も使用していた『メイバランス』が簡単でオススメです。

『メイバランス』は栄養補助食品の一種で、栄養が不足している人や量をたくさん食べられない少食や病人、高齢者によく飲まれています。

 味が固定され、粉から作るプロテインとは違い、様々な味のバリエーションや一回使いきりのタイプなのでとても使いやすいです。

 最近ではゼリータイプのものやアイスのものまであり、幅広く様々な用途に使うことができます。

 このほか『鶏肉』『ゆで卵』といった手軽に食べられるものでこまめに摂取することも大切です。

漢方を使う

漢方

 栄養をつけるとはいえ、私同様に食が細かったり胃が弱い人はそもそも食べることができない……そんな人もいるかと思います。

 そんな人は胃腸薬などを使いましょう! ……と言いたいところですが、胃腸薬はあんまり期待はできません。

 というのも市販で売られているもの薬というのは万遍に効く代わりに効能が薄かったり、短期で終わるものが多々あります

 仮に胃腸炎や食道炎の診断をもらい、薬を処方されたとしてもそれはあくまで症状が消えるだけで治ったからといってまた食の量や回数を増やすと、悪化する恐れがあります。

 肺の膜もそうですが胃弱や食の細さもまた『体質』によるもの……これは仕方のないことです。

 私も食を重視しようと胃腸や食道に効く薬を飲んで対処してきましたが、やはり一過性のものですぐにまた悪くなるばかりか、医療費も多くなり、挙句の果てには飲みすぎによる副作用が出始めたりしました。

 では、諦めるのか? いいえ、西洋医学が難しいなら東洋医学『漢方』の力を借りましょう。

 元々、手術や即効性といった短期決着型の西洋医学に対し、東洋医学は体質改善などを主とした長期戦型です。

 ざっくりいうなら、病気の木の治療に対して土壌改善や治水整備、日光を調整するために周辺を伐採するような感じです。

 すぐに発生したものはすぐに治るものですが、長期にわたって発生したものは同じく長期にわたって少しずつ変えていかないと治らない……これは永きにわたって形成された『体質』にはまさにぴったり。

 生活習慣病のメカニズムと同じですね。

 私も漢方の専門医を探し、このことについて相談すると……思った通り、漢方にも肺に効くものがあるとのこと。

 そもそも、漢方では『呼吸などを司る肺』と『食を司る胃』は相互に関係があるらしく……以前に私同様、気胸に悩んで来られた人がいたようですが、『胃』を漢方で改善したことによってその後は発症することなく過ごしているとのことでした。

 そこで私も診断をしてもらい、漢方を調合していただきました。

 調合してもらった漢方はこちら……

・六君利気散

・半夏厚朴湯

・冬虫夏草

 いずれも粉末にしたもので、これらを内服してから胃や食道の不調もなくなり、食欲も出て、体重も1週間で3㎏増えました

 漢方は六度目に気胸を発症した後に使いだしたのですが今のところ絶好調です。

 漢方……恐るべしですね。

温かくする

温める

 次に必要なのが『体を温めること』です。

 温めることにより、体の強張りや血流の改善に繋がります。

 ストレスは万病の元ですが、温感は健康の元です。

 特に『白湯』を飲むことで体全体だけでなく内臓も温まるので、便秘や消化不良にも効果があります

 お医者さんからは『貼るタイプのカイロ』『腹巻き』などをオススメされ、使用していますがこちらも調子は良いです。

気胸の対処法

 気胸の発症に注意していたのにも関わらず、発症してしまった……しかも病院にすぐ行くことができない。

 そういう場合は救急車が確実ですが、その待つ間だけでもなんとか緩和したい、という場合があります。

 ここでは過去に私が行った対処法について紹介します。

安静

安静

 気胸になったかもしれない、と思ったらまずは安静にすることが第一です。

 安静といっても微動だにするのではなく、椅子に座ったり動きを止めるだけで十分です。

 ただ、お医者さんの診断結果が出るまでは車の運転などは厳禁

 自己判断は危険ですが、救急車まではいかない……という時はせめて電車やバスなどの公共交通機関を使用しましょう。

 一番安全なのは家族や職場の人に病院まで送ってもらうことやタクシーを使うことです。

上体を少し上げる

上体起こし

 真横になると肺から空気が抜ける「コポコポ」という感覚があって気持ち悪いということがよくあります。

 ましてや、完全に横になると息苦しくて痛いです。

 そんな時はクッションなどを背中に挟んで、上体を軽く上げましょう

 上体を上げることで「コポコポ」感覚や息苦しさ、痛みなどが軽減されます。

心を落ち着かせる

落ち着く

 息苦しくなるとパニックに陥り、より息を吸おうとしてしまい過呼吸になる恐れがあります。

 まずは心拍と呼吸を安定させるため、心を落ち着かせましょう

 常套手段である深呼吸はこの場合できませんが、代わりに心臓に手を当てて鼓動を数えてみましょう

 不思議と早くなっていた鼓動やゆっくりとなっていくのが分かります。

 気胸を一度でも経験すると「呼吸困難になるんじゃないか?」「心臓が止まって死んでしまうんじゃないか?」という恐怖に駆られてしまいがちです。

 息苦しくても鼓動が異常に早くなければ取り合えず大丈夫ですし、鼓動がある限り心臓が止まることはありません。

 また、爪や口は青くなっていないか……顔は白くなっていないか……冷や汗はかいていないか……一つずつ確認していきましょう。

 どれか一つでもなければまずは急を要する事態にはなりませんし、万が一に一つでも該当していたとしても確認した瞬間に即死するわけではありません。

 まずは平静を取り戻しましょう

 もし、酸素量を図るパルスオキシメーターがあれば病院で診断を受けるまでそれを指にはめていましょう

 数値で見ることでより安心感が得られやすくなります

 パルスオキシメーターは意外と安価で手に入りますよ。

お医者さんに聞いてみたQ&A

医者

 ここでは私が主治医に聞いたことをQ&A形式で紹介します。

 中には「そんなの聞かなくても分かるよ」というものもありますが、ご容赦ください。

気胸になってやってはいけないことは?

 登山や飛行機に乗ること、スキューバダイビングは発症時はしてはいけません

 もし、治ったとしても2~3週間……多く見積もって1ヶ月は控えたほうが安全です。

 治ってからしばらくして何もなければ、飛行機などを使用しても良いですが、破れそうなブラがある場合は使用しない方が良いでしょう。

 (私のようにブラが両肺にあり、全部取り除くと肺が無くなるような人の場合は禁止です)

どこまでの高さなら大丈夫なのか?

 スカイツリーなどの展望台の高さくらいなら問題はありません

 ただし、岩手山のような標高2000mを超えると気圧に変化が生じるので山登りはしてはいけません。

 飛行機もだいたい2000mほどの高さを維持して飛ぶので、こちらも禁忌です。

 また、展望台くらいなら問題はありませんが、標高の高い場所にある『黒部ダム』のような場所に行くのは控えたほうが良いでしょう。

 これらを踏まえると1500~2000mクラスは避け、2000m以上は禁忌といえますが、その時やその人の状況状態によって変わるので、高い所に行く際は一度、お医者さんと相談してから行くのが望ましいでしょう。

公共交通機関は使っても大丈夫か?

 新幹線、船、バスなどの移動は特に問題はありません。

 飛行機にだけ注意してください。

ダイビングはダメだが、下に潜るトンネル(青函トンネル)などは大丈夫か?

 そのようなトンネルに入ること自体に問題はありません

 ダイビングが気胸にとって問題であるのは浮上などによる急激な気圧の変化によるものや『レギュレーター』を使って呼吸をしている状態にあります。

 レギュレーターで呼吸する場合、ゆっくり大きな呼吸をしないと、効率よく体内のガス交換ができず苦しくなるからです。

 この状態でさえ肺に負担が掛かるので、その最中にブラが破れたら呼吸ができなくなります。

 よってレギュレーターを使用しない、電車や車などでトンネルに入ったり潜ったりすることに問題はありません。

仕事や日常生活に支障はあるか?

 治った後は特に支障なく通常通り過ごせます

 ただし、ダイバーや飛行機に乗る仕事(パイロットや乗務員、添乗員)の人は注意が必要です。

 基本的に生活を送るうえでは問題はないですが、高ストレスの環境や重い物を持つ作業、激しい動きを伴うものの場合は再発のリスクが高くなるので、そちらも注意が必要です。

おわりに

 気胸についていくらか知ることができたでしょうか?

 あまり馴染みがないですが、一歩間違えると人生を棒に振ってしまう恐ろしい病です。

 特にアウトドアやスポーツが好きな人にとっては行動や趣味活動などに大きな制限が掛かってしまいます。

 早めに対処し、適切に予防を実践すれば以前通りに復帰できますが、再発を繰り返したり、対処が遅れたりすると取り返しのつかない事態になります。

 皆さんも私のようにならないよう……くれぐれもご注意ください。

 この病気から得た教訓としては「無理はしないこと」と「ストレスを甘くみてはいけない」ことです。

 健康は何よりも勝る宝……自身の体を気にかけ、大切にしていってください。

 ※なお、私は気胸の経験者ですが、医師や医療従事者ではありません

 今まで記載した内容については調査や体験、お医者さんの話しを元に作成しておりますが、あくまで素人による考察であることを留意したうえで参考にしていただきますよう、お願いします

 くれぐれも何かあった際や不安がある際は決して鵜呑みにはせず、病院へ行ってお医者さんの診察をきちん受けてください

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