岩手が誇る豊かな漁場『三陸』………その海で採れた海産物はどれも美味で素晴らしいものばかりです。
けれども、海産物はその新鮮さが売りなため、美味しい代わりに足が早いという欠点があり、遠方へのお土産としては不向きな印象があります。
そのため、海産系は火を入れて加工したものがほとんど………しかし、あの新鮮さをもっと色々な人達にも味わってほしいもの。
今回はそんな目玉である新鮮さを凝縮した三陸ならではの幸をご紹介します。
三陸の宝石が詰め込まれた宝箱
概要
岩手におけるローカルCMの中でも昔から頻繁に流されているのが『中村屋の海宝漬』です。
中村屋さんは元々、釜石の海鮮料理屋さんで『海宝漬』は当時のメニューであった『海鮮漬』を贈答用として商品化したもの。
商品化にあたり名前も三陸の三つの宝、という意味を込めた『三陸海宝漬』にしたという経緯があります。
めかぶやウニ、数の子にホタテにいくら、あわびといった希少な海の幸を使い、質を追求しつつ独自の技法で仕上げたその一品は高級そのもの!
岩手のお土産としてよくテナントショップに販売されていますが、県民でさえなかなか食べられませんから、お土産としても一級品であることには間違いないでしょう。
レポート
見た目
それではさっそく見ていきましょう!

海宝漬は冷凍で販売されているため、新鮮さを保ったままお土産として持ち帰ることも可能です。
賞味期限は定められていますが、少し過ぎても冷凍状態ならほとんど問題はなく消費期限としては解凍してから5日間となります。
冷蔵庫の中に移し、ゆっくりと解凍することで旨味も風味もそのままに味わうことができます。

蓋を開けるとそこには海の宝石たちが散りばめられています。
冷凍ものは大抵色が悪かったりするのですが、こちらはほとんどそのままの色合い。
緑、黄色、白、赤と彩も完璧です。
元は海鮮料理だったこともあって、クオリティは素晴らしいですね!
匂い
匂いのほうは磯の香りがほのかにして食欲をそそります。
海産物は冷凍してしまうと、解凍しても素材の匂いがほとんど残らないものですが、ちゃんと残っているのは冷凍技術も良い、何よりの証拠でしょう。
強すぎることなく、ちょうどいい塩梅です。
味
それでは実際に食べてみましょう。
海宝漬はご飯に乗せて丼にするのも良し、分けて食べるも良しです。
私は今回分けて食べてみました。
味のほうはというと、めかぶにしっかりと味付けがされておりしょっぱいというより濃い味です。
あわびも歯ごたえがあり、ホタテは柔らかく、いくらや数の子といった魚卵は弾力がしっかりしていて食感も良く、とっても美味しいです!
ウニも風味を損なわず、とても甘くて何個でもいけそう。
この洗練された味は中村屋さん独自の調理法にあり………
あわびは『だまし煮』という手法で調理されており、調理法としては水、塩、酒を使って鍋の中に出来るだけ海に近い環境を作り、弱火から徐々に温度を上げて煮るというもの。
これは中村屋さんの社長が幼少期、干潮の潮溜まりで陽を浴びながらゆっくり岩の間を移動するあわびを見た経験から考えだされた技法で、こうすることによりストレスなく煮られ、柔らかく、ジューシーに仕上がるとのこと。
ウニは一粒一粒を丁寧に並べて滅菌海水で蒸し焼きにすることで『焼く』と『蒸す』の間を実現した『海水焼き』という方法を行っているようです。
秘伝の技によって生み出される味はまさに至高の一品と呼ぶに相応しいものでした。
用途&感想
熱を加えられ、調理されているので完全な生ものが苦手という方でも味わいやすくなっていると思います。
ご飯と合わせて食べれば一つの料理ですが、お酒とともにつまみとして出せば、どんな人でも顔が綻んでしまうでしょう。
三陸の味覚を味わい尽くしたいけど、食べきれないという少食の方でも食べやすい小ぶりのサイズなので手が出しやすいのも魅力です。
商品アフィリ
『三陸海宝漬』は岩手県内の道の駅やテナントショップ、各種スーパーなど幅広い場所で販売されており、空港や駅の物産コーナーでも販売されているので、入手はしやすいでしょう。
通販サイトでも楽天市場などで販売されています。
また、公式オンラインショップでは様々な種類の海宝漬もあるので、興味がある方は覗いて購入してみてください。
おわりに
目で見て、舌で楽しむ………料理の極致ともいえる一品をお土産として購入し、自宅で味わうことができるのは幸せなことだと思います。
岩手で親しまれ、長く続く味………貰ったら誰もが喜ぶもの。
もし、大切な人に何かを贈る時に迷った際は三陸沿岸の宝石箱を送ってみても良いかもしれません。
もちろん、他者だけでなく普段の労いも込めて自身に送るのも良いでしょう。
世界三大漁場の味覚たち………ぜひともご賞味ください。