岩手の名所として真っ先に挙げられる場所として岩泉町の『龍泉洞』があります。
日本3大鍾乳洞の一角で『ドラゴンブルー』とも称される程の美しい地底湖を有していることで有名です。
そんな龍泉洞の水は名水としても名が通っており、天然水としてだけでなく化粧水や洗口液などの美容グッズとしてもブランドが確立されております。
今回はその龍泉洞ブランドの中でも天然水同様に黎明期から親しまれている特産品『龍泉洞珈琲』についてご紹介します。
龍泉洞の水で作られたコーヒー
今回、ご紹介する特産品はこちら!
龍泉洞の水で淹れられたコーヒー『龍泉洞珈琲』です。
コーヒーの字が漢字表記なのはオシャレですね~!
龍泉洞珈琲は本来の珈琲豆の風味を生かすため香料は使用しておらず、代わりに龍泉洞の水を15パーセント使用しているとのことです。
龍泉洞珈琲は2種類あり、左の銀色の缶が『ORIGINAL Blend(オリジナル ブレンド)』
右の黒い缶が『Black(ブラック)』となっています。
ご存じの通り、違いとしては加糖と無糖の違いではありますが、初めて手にとった方は迷う方が多いようです(かくいう私も初めの頃は迷いました…)
そして、一番の疑問……
いったい、どちらが美味しいのか?
無論、龍泉洞の水で作らているのでどちらも美味しいのは間違いないのですが、どうせ現地で買うなら美味しいのを購入したい……
けれども、二缶もコーヒーを買うのが多すぎる……
ならば、その疑問と悩みを私が体を張って解決しましょう!
……とはいえ、実をいうと私はコーヒーのブラックは少し苦手でして、いつもコーヒーを飲む際はミルクで割って飲むタイプです(もうそれはカフェオレ……)
さらに付け加えると飲み過ぎるとお腹が痛くなってしまう体質です。
正直、不安になる反面……龍泉洞の水なら大丈夫という安心感もあるので気持ちとしては色々と揺らいでいます。
様々な思惑はありますが今回の検証がコーヒーが苦手な方々の背中を押してくれる、ということを信じて飲み比べていきましょう!
レポート
見た目
まずは気になる見た目からです。
最初はオリジナルブレンドから……
コーヒーの色が分かりやすいように透明なグラスを使用して見てみると若干、茶色がかった濁りがあります。
ブレンドなので当然といえば当然ですが……。
原材料としてはコーヒー、砂糖、脱脂粉乳、全粉乳、乳化剤などが使用されております。
では、今度はブラックの方を見てみましょう。
こちらがブラックの見た目……もっと真っ黒を想像していたのですが、意外と透き通っており、若干ではありますが底の方も見えます。
ちなみにどちらも地元の職人さんが龍泉洞の水と相性の良い5種類の豆をブレンドしているのこと。
豆も厳選し、水も厳選しているとなれば期待値のハードルが自然と上がります!
匂い
今度は香りを検証してみましょう!
香りに関してはブレンドは濃い珈琲豆の香りがあり、ブラックの方は珈琲豆の香りが少し弱いですが、焼いた香りが強い印象を受けました。
常温ではコーヒー独自の香りはブレンドの方が強いですが、温めてホットコーヒーにするとブラックの方が強くなった気がします。
じっくりと調べてみると色々な発見がありますね。
味
それでは皆さんお待ちかね……味の検証です。
せっかくなので常温とホットコーヒーでいただきましょう。
まず初めはブレンドから……
味わってみると見た目と香り同様、濃い味です。
ですが、濃い味とは裏腹に苦味は少ない感じがしました。
甘さに関しては砂糖、ミルクの加糖ではありますが意外と控えめで口に残らない印象です。
例えるならブラックとコーヒー牛乳の中間とでもいいましょうか?
甘くないコーヒー牛乳といった感じです。
甘ったるいカフェオレが苦手……でもブラックも苦手……という方にとっては痒い所に手が届く一品ですね。
温めてホットにすることで隠れていた甘味が引き出されます。
状況と気分で温度によって甘さが調節できる特徴を感じました。
続いてはブラック……
ブラックなので苦味が強いかと思いきや、こちらも意外と苦味が少ない……いえ、苦味はありますがコーヒー本来の苦味でブラックが苦手な私でもスイスイ飲むことができます。
よく「美味しいコーヒーは雑味がない」といわれ、その雑味がなんなのか分からなかったですが、心地よい苦味があるのが雑味のないコーヒーということでしょうか?
少し舌のレベルがアップしたような気がします。
ホットにしてみると香りが立ちますが、やはり嫌な苦味が感じられない……。
どちらかというとさっぱりとした味わいです。
用途など
2種類あるということから迷うかもしれませんが、私個人としてはアイスコーヒーとしてはブラック、ホットコーヒーとしてはオリジナルブレンドがシチュエーションとしては最適なのではないかと感じられました。
常温で飲む際はどちらも美味しいですが、私としてはブラックが美味しく感じました。
ブラックが苦手な方はブレンド派になるかもしれません。
苦味が少なく感じるので甘いお菓子を苦味の強いコーヒーで相殺するといった食べ方ではあまり効果がないかもしれませんが、食後の一杯や酔い覚ましとして胃に負担をかけずに飲みたい場合は最高だと思います。
感想
全体の感想としては缶コーヒーなのに嫌な苦味が感じられなかったという点が強かったです。
なにより、コーヒーを2杯飲んだのにお腹が痛くならなかったのは初めてでした!
よく「良い水で淹れたコーヒーは美味しい」と耳にしていましたが、こういうことなんですね。
特に辛いものや飲酒をした後など、胃に負担の掛かるものを食べた後、口直しや酔い覚ましに飲むのは良いかもしれません。
なにより、さっぱりしていて口に残らないので、お口リセットには最適です!
商品リンク
そんな龍泉洞珈琲は岩手県内各地のスーパーや岩手のテナントショップ、産直、道の駅など様々な場所で販売されています。
また、観光地にある自動販売機にも必ずといって良いほどありますので購入してみてください。
また岩手県外でも購入したいという方はこちらでも購入することができます。
おわりに
今回は龍泉洞の水を使用したコーヒーを紹介させていただきましたが、龍泉洞ブランドは様々なものが販売されており、コロナ禍においてはその種類は増加しました。
その中でもコーヒーの苦手な方々を救済あるいはコーヒーへの敷居を下げる可能性がある一品……龍泉洞珈琲は素晴らしい商品だと思います。
皆さんもぜひともご賞味ください!
今後も良い龍泉洞商品があったら、どんどん紹介しようと思います。