春が来て、新年度が始まり……
新入生、新社会人の方々はこれから新しい生活が始まります。
楽しみな反面、手続きやその他もろもろで不安や疲れなどといったストレスもあったでしょう。
春休みが終わったばかりなのに、なんだかすぐにリフレッシュしたいですよね?
そんな方々に向け、ささやかながら日帰りで楽に行くことが出来る景勝地をご案内します。
花巻温泉からすぐ! かの宮沢賢治も来た滝
その景勝地は花巻温泉から徒歩10分ほど……
といっても、その裏手に遊歩道がある為、本当にすぐ近くにあります。
その名も『釜淵の滝』
あの宮沢賢治も訪れた(といっても賢治さんは結構色々なところへ行ってますが(^_^;))有名な滝です。
賢治さんは主に地形や岩石を調べる課外授業でよく生徒をここに連れてきていたそうです。
花巻温泉に泊まっている方なら散策がてら気軽に探勝出来ます。
あっ、もちろん宿泊していなくても観に行くことは出来ますからご安心を!
アクセス
釜淵の滝は花巻温泉の裏手にありますので、車でもバスでもタクシーでもとりあえず花巻温泉を目指していけば、見ることができます。
ちなみに花巻駅、または新花巻駅から花巻温泉へ行く場合は花巻温泉郷という表記の通りに進んでください。ごく稀に花巻南温泉峡と見間違えてしまいますので注意が必要です。
自分は初めて行こうとした時、間違えました(;´∀`)
道路の幅は狭いので路上駐車だけはおやめ下さい。
車を停める際は……
台川河川公園の駐車場
花巻温泉日帰り駐車場
をご利用ください。(もちろん、温泉に浸かってからの方がなお良いです)
自分は今回は河川公園の駐車場を利用しました。
ただし、こちらは台数が少ないので早いものがちです。
探勝レポート
それでは釜淵の滝へ行ってみようと思います。
車を停めると早速何か見えてきました。
これが釜淵の滝? いいえ、これは緒ヶ瀬滝という別の滝です。
せっかくなので見に行ってみましょう。
滝の近くにはお堂と石仏らしきものが祀られている鳥居があります。
石仏の近くには剣が……不動明王の剣? ということは不動尊ですかね?
とりあえずお詣りをしてから滝へと近づきます。
近くで見るとなかなかの迫力です。
滝の大きさのわりには水量は少なく、足首まで浸かるかどうかですね。
サンダルならば入っても良さそうですが、あいにく普通の靴なのでこの距離からの撮影です。
写真が悪いのはご容赦下さい。少しずつ上手くなるよう努力していきますm(_ _;)m
ただ、川底は滑りやすいのでサンダルを履くにしてもゴムのきいた物か滑りにくい物にした方が良いですね。
さて、寄り道はこの辺りにして……
いよいよ、釜渕の滝へと向かって行きましょう!
本命の滝へ!
釜渕の滝への遊歩道は石が敷いてあり、歩きやすくなっております。
川沿いを歩いていくので夏は避暑にピッタリでしょう。
ただ……
熊にはご注意を……この熊よけの鐘が至る所に設置されていますのでこれを鳴らしながら進んでいくことになります。親切ですね!
それに少し冒険心がくすぐられます!
ちなみに音色は牧場で牛が首から下げているあの鐘に近い音色です。(要するに強く振らないと鈍い音しか出ないので、熊よけの効果が薄い……羞恥心を捨てて鳴らすべし!)
そして、鐘をならしながら進むこと数分……ついに
到着!
賢治も訪れた釜渕の滝
これが釜渕の滝……豊かな水量を湛えています。 緩やかな勾配なので水飛沫で服や顔が濡れることもありません。
高さは8.5メートル、幅30メートルの岩の上を川がいくつもに分かれて落ちる滝です。
夢の国のスプラッシュマウンテンより良心的ですね。
滝の正面には近くで見ることが出来るようにテラスがあります。
後ろには休憩所や謂れ、石碑も……
滝の横にも道があり、通ることが出来ます。ミニ淵の滝がイイ味出してますね。
その先には小さな吊橋とまた滝が……こちらは人工的な為か名称は無いようです。
熊の恐怖がチラつきましたが、なかなか良い景勝地巡りでした!
おわりに
さて、これで釜渕の滝探訪は終わりですが……いかがでしたでしょうか?
今回は春先に訪れたということもあり、特に問題はありませんでしたが夏や秋などは熊だけでなく蜂やアブ、蛇などにも注意が必要です。
その際は虫よけスプレーなどを持ち歩いた方が良いでしょう。
ただ、景観としておすすめな時期もまた……
新緑が眩しく避暑にも最適な夏
燃える紅葉が鮮やかに彩る秋
となります。
特に秋は落ち葉が川面を流れ、インスタ映えとしても良いですね!
また、自分のようになんとなく滝が見たいというのであればこのように旬な時期を外して訪れるのもまた一興かもしれません。
焚き火と滝は人の心に必要な景色……そう自負しております!
たまにはこういう所に来てボーッと過ごしてみてはいかがでしょうか?
自然と一体になることができる釜淵の滝……ぜひ、来てみてください!