〖備忘録 第119譚〗極寒の集い
おばんです、シードルです。
1/19日(月)朝5時半……太陽もまだ昇らない暗がりの山の中、私は知人を連れ、とある場所へと向かっていました。
その場所とは……こちら。

『本州一極寒の地』と称される盛岡市薮川の『岩洞湖』!
盛岡市と言いつつも、市街地から約1時間は掛かり、積雪量、気温ともに「もはや盛岡じゃないだろ!」とツッコミを入れたくなる場所です。
本州一といわれるだけあって、冬季になれば氷点下20℃を下回るのはお馴染みのこと……。
だって、条件が揃えば北海道くらいでしか見られない『ダイヤモンドダスト』という現象が見られるのですから、その寒さといったらレベルが違うわけです。
さて、どうしてそんな場所に朝も早くから訪れたのかというと……冬季名物『岩洞湖のワカサギ釣り』をするためです。
とはいっても、この日はまだ湖に氷は張っておらず、一足早く行われている『ドーム船』ですが……私の初釣りと体のリハビリも兼ねて、ここで慣らしていこうというわけです。
いや、本音としては氷上釣り解禁まで待とうかと思っていたのですが、たまたま聞いていたラジオで「ドーム船は今が好調!」と聞いてしまったものですから、ついつい我慢ができず……2日前に予約の電話をした次第です。
欲望を抑える心がまだまだ未熟ですねぇ……。
そんなわけで岩洞湖のレストハウスで日釣券(800円)を購入した後、今度は少し先にあるドーム船乗り場へ……。

乗船前に受付にて予約した時の名前を伝え、利用料(2000円)を払います。
まだ乗りこんではいないですが、駐車場はほぼ満車……皆さん、この寒い早朝の中来られるのはワカサギ釣りによる執念なのか……釣りをしない人から見たら狂気の集団か変態の集団と思われているかもしれませんな。
いや、それは私もか……。
受付を済ませ、雪と氷に囲まれた桟橋を渡り、湖上にあるドーム船へと向かいます。

ドーム船といってもエンジンが付いている釣り船というよりも、湖に設置されているビニールハウスのようなもの……そのため、動かないので船酔いが心配な方でも安心して乗ることができます。
ドーム船は全部で6つあり、貸し切りがなければどの船に行ってもOK。
中にはストーブと下駄箱、掃除をするためのほうきや水汲みのバケツなどがあります。
釣り方としては取手の付いている板を開けるとすぐに湖へ仕掛けを落とせるといった感じです。
私としては二年前にシーズン終了間際にやって以来となります。
連れの知人は二年前に氷上は経験していますが、ドーム船は初めて……氷上よりは幾分楽かと思って誘ったのですが、ストーブがあるにも関わらず「寒い」とのこと。
私はそれほどでは無かったのですが……。
ドーム船は氷上が解禁される前はワカサギ釣りをしたい人達で多く賑わいます。
賑わいといってもキャッキャ、ウフフフ、といった和気あいあいとしたものではなく、ヘッドライト(ドーム船の中には明かりがないため)を頭に付け、電動リール二刀流のガチ装備をした太公望達が黙々と真剣に釣りをする殺伐とした空気です。
いや、誤解を招くようですが今回は早朝の氷上解禁前だからこういう状態であって、氷上が解禁されたらほとんどの人達はそちらに流れていきますし、昼頃までには人もボチボチいなくなり、和気あいあいとした雰囲気で釣りができますからね!
まぁ、そんな状況の中で手動の釣りを試みる私達ですが、開始早々に私のリールが不調で仕掛けが落ちていかない! というか、糸すら出てないじゃん!
急遽、持ち合わせていた電動リール(こちらは使ったことがないため、釣れてから使おうとしていたもの)に変えることに……。
知人に貸したものは問題なく動作ができたので一安心ですが、そのトラブルにより私がようやく竿を出せたのは到着してから2時間後……すなわち8時頃。
ドーム船は6時~15時までと利用時間が決まっているので急がなければなりません。
そして、黙々と集中すること5時間……

なんとか釣る事ができてボウズを逃れることができました!
知人のほうは残念ながら釣らせることができず……誘った手前、申し訳ないことをしてしまいました。

釣果は11匹……束超えと呼ばれる50匹や三桁台には遠く及びませんが、取り合えず釣れてくれただけでもありがたいです。

そんなワカサギイレブン達は帰宅してから即天ぷらに……。
実に美味しくいただきました!
なぜか自分で釣って、調理した魚は一際美味く感じますね。これぞ釣りの醍醐味。

釣れたワカサギ達はみんな10㎝にも満たないほどの小ぶり……次は氷上で大きいものか数を多く釣りたいもの!
そんな想いを抱き、ワカサギを嚙み締める私なのでありました。




