おばんです、シードルです。
皆さんには『夢』がありますか?
なりたかったもの、やってみたかったこと……子供の頃はたくさん抱いていたけれど、様々な事情で諦めざるおえなかったり、今でもその夢に向かって突き進んでいたり……人それぞれだと思います。
一方似たようなもので『目標』というものもありますね。
実現するべきこと、果たすべき到達点……こちらは些か現実的で大人な味のような気がします。小さいながらも確実に歩むべき計画の一端といったイメージでしょうか。
昔、私がアルバイトをしていた時に先輩から「俺は夢なんて言葉を使わない。それは実現不可能なことだから……だから全部実現するために目標という言葉にしている」と教えられたことがあります。
カッコイイですね。
では、そんな教えを受けた私はというと……夢も目標も持っています。
夢でいえば……
・宝くじを当てたい
・有名になりたい
・美女な人と付き合いたい
などです。
逆に目標でいえば……
・年収を400万円にする
・○○の資格をとる
・貯金を1000万円にする
といった具合です。あくまで一例ですよ?
つまり、たとえ叶わなくても取り合えず生きがい的なものとして『夢』……現実的に達成したいものを『目標』として分けています。
どちらか一つにしなければならない、というわけではなくどちらもうまく使う……人生を少しでも楽しく生きる術みたいなものですね。
もちろん『夢』を達成した、という人も実際にいます。
だから叶わないから『夢』と切り捨てる必要はないんです。
人様に迷惑が関わらず、自分が楽しければ、荒唐無稽な内容だって良いしいくつも抱いて良いんですよ。
けれども、先輩の言ったことが果たして違うのかと言われればそちらもそうとはいえない……というのも、教えた内容はほぼ正しいことがあるからです。
ここでちょっと逸れますが『引き寄せの法則』というのをご存知でしょうか?
自分が強く思っていればそれが現実に作用し叶う、という最近話題のスピリチュアルな現象です。
それによれば人間は実現したいと強く思うことによって、それに必要な情報が自然と精査され取り入れられやすく、達成しやすくなるのだとか……。
ただ、これに関しては「~したい」というよりも「~する」と思い込まなければいけないんだそうです。
ここで「アレ、どこかでみたな……」と思った方は鋭い! というより、記憶力が素晴らしいです!
先ほど私が述べた夢……それは全部文末が「~したい」と終わっているのに対し、目標は「~する」と終わらせています。
すなわち『夢』が叶ったという人達は無意識にこの変換をしていて夢から目標へと変わったため、実現できたのではないかと私は思っています。
つまり荒唐無稽な夢で例えば「世界征服をしたい」と考えた場合、それを「世界征服をする」と変換するだけで、世界征服に必要な攻めやすい国、必要な物資、必要な資金といった情報が目に留まりやすく、無意識に情報が蓄積され、世界征服可能な知識や技能を知らぬ内に会得している……ということができるんですね。
思い込みとは可能性に満ち溢れていますね。
ただし、物事には表と裏があるように思い込みにも逆の作用があります。
それはネガティブですね。
「自分はどうせ……」「自信がない」……それも一種の思い込み。
こちらの思い込みは自身の可能性を閉ざし、実現可能な力があっても全く引き出せなかったり、能力が半減したりする作用があります。
主に責任感が強かったり完璧主義の人に陥りやすいとされていますが、周囲の環境や人によって大きく影響を受けるのでは、と思っています。
「余計なことをしなくていいから!」
「たたこれだけしかしてないの?」
「期待して損した」
この一言を重箱の隅をつつくように言い続けていれば能力や才がある人でも簡単に壊すことができます。
特に人間は自身の利益を脅かすものを排除したがる傾向にありますから、なおさらですね。
それに対する防御壁は「人の言うことを無視すること」ですが、それだと良いアドバイスも無視してしまうことになり非常にもったいないです。
逆に自分の好きな人からのアドバイスしか聞かないとなるとこれも自身の魅力を減らす原因になります。
では、良い所と悪い所を見極める能力をどう養うか……それは『読書』です。
もっとかみ砕いて述べるなら『様々な意見を第三者目線で眺める』ということです。
読書では古今東西の様々な頭の良い人の考えや意見に触れることができます。
あれをこうしろ、そうしろ……と言われているわけではないので冷静な考えで見ることができるわけです。
意見を眺めるという点ではSNSやユーチューブといった動画の視聴もありますが、こちらは嘘か真か分かりづらいうえに玉石混交としているため正直なところイマイチです。
本であれば出版社という別な視点で精査された後に世に出ているのでまず間違いない情報を知ることができます。
ごくまれに誤ったことが書かれていたり、現代では違うとされたものもありますが、その場合でもすぐさま修正されたり、別の本で取り上げられていたりするので、そうなった背景といった要因や根拠を知ることができます。
つまり正確な知識を得るだけでなく、何を根拠にそう述べているのか考えることができるので、人から言われたことでも本当に自分にとって『良い』のかを選り分ける力付くということです。
『夢』や『目標』、自身のメンタルを養い、守るためにも……皆さん本を読みましょう!