〖備忘録 第133譚〗宮古の海で意外な出会い
おばんです、シードルです。
8/18(火)……殺生禁止期間であるお盆が空けたため、盛岡から約1時間半ほど車を走らせ、宮古の海へとやってきました。
場所は宮古湾……白浜漁港の周辺。
前回2月に訪れた時以来の来訪です。

この漁港はあまり人が訪れないものの、水洗トイレがあり釣り人にとってありがたい水場のある穴場スポット。
今回、ここを訪れたのは幼い頃の再現といったところ……昔は夏に家族でここに訪れ、アジやカジカ、ハゼを釣った楽しい思い出があったので、20数年ぶりのあの時の感覚を味わおう魂胆です。
手頃な場所を探し、投げ釣りの仕掛けを作って投入!

海風が漁港内を駆け巡り、穏やかな水面を眺めながら静かな時の流れを堪能します。
うん、こういう釣りも実に良い!
最近は渓流釣りがメインとなってあくせく動き回っていたものですから、久しぶりの子の感覚は新鮮ですね。
いや、釣りとは本来こういうものだったか……。
徐々にあの頃の思い出も蘇ってきます。
小さい頃は青イソメを触るのも嫌でしたし、飽きればその辺りを走り回っていたものですが……今ではイソメをハサミで切り、ジッと待つことが出来るようになりました。
あの頃と違うのは体の成長……だけでなく、夏の暑さや魚の変化。
ヒットするまでの間で試しにコマセ(寄せエサ)を撒いてみたのですが……一匹たりともやってこない……。
昔なら撒いて数分経てば何かしら寄ってきたものですが……この辺りは2月と変わらない模様。
しかしながら、時折コマセを無視して何かが泳いでいる様子は確認できます。
一体何がいるというのだ……。
投げ釣りを始めて2時間ほど……曇りの予報だったのに、徐々に凶悪な夏の太陽が姿を現し、ゴジラ並みの強烈な熱線を浴びせてきます。
別に飽きたわけではないのですが、ただジッと焼かれるのも嫌なため、投げ釣りとともに港の岸に沿ってブラクリこと落とし込みの釣りを行うことに……。
本来は冬場のテトラなどで効果がありますが、こういう場所でも釣れる時は釣れるのです。
しかし、一向にヒットはせず……投げ釣りの仕掛けも時々、エサを変えているのですが反応もなし。
これは今回もボウズかと思い、午後になってから気晴らしも兼ねて港の中を歩いていると入り口の浅瀬付近に小魚の群れが!
もしかしたら何かが潜んでいるかもしれない……そんな淡い希望を胸に投げ釣りを止め、浅瀬付近を渓流でお馴染みのミャク釣り仕掛けに変え、攻めてみることに……すると!
何かがヒット!

ぶっこ抜くとアジでもイワシでもカジカでもハゼでも無いなかなかのサイズの魚が……!
……あなたは一体だぁれ?
海では見たことも無い魚です。海では……
その後も同じ仕掛けで投入すると再びヒット!

またしても同じ魚……海では今まで釣ったことのない魚です。
けれども、私はこの魚と同じ魚を川で釣ったことがある……「まさか」と思いながらGoogleレンズで調べてみると出てきた名前は……『ウグイ』
あぁやっぱり……というか、海にウグイがいるのか⁉ 確かに河口で釣れたり、降海するタイプがいるのは聞いていたけど……。
休憩がてら詳しく調べてみると北海道の方では海のウグイはわりと当たり前のようです。
ううむ……釣れてくれてありがたいのだけど、ウグイは近くの川でも釣れるしなぁ……せっかく海まで来たのだから海らしい魚を釣りたい。
釣果を捨てる覚悟で再びブラクリに変え、周辺を念入りに探索……すると、これまでと違う感触が!

釣れたのは20㎝ほどの『アイナメ』
これですよ! これ! 岩手の海を象徴する魚!
しかし、岸では秋、冬がメインのアイナメが夏に釣れるとは……ウグイといい、三陸の生態系は間違いなく昔と変わっていますね。
太陽も完全に姿を出し、私も半ば熱中症気味になってきたので今回の釣りは15時で納竿。
釣果はウグイが2匹のアイナメ1匹の合計3匹となりました。
いやはや、海はやはり未知な部分が多い……これからもちょくちょく訪れ、精進しなければなりませんね。




