備忘録

〖備忘録 第51譚〗信仰とは精神活力剤

 おばんです、シードルです。

 突然ですが、皆さんは何か信仰しているものはありますか?

 私は一応、神道&妖怪信仰者で暇なときや天気の良い日なんかはよく神社へお参りに行くのが癖になっています。

 俗にいわれる宗教色というものが強いこの信仰……有名どころではキリスト教、イスラム教、仏教といった三大宗教なんかがそうですね。

 そのほか、怪しい法人なんかが展開している宗教なんかも該当し一時は社会的に話題となりましたね。

 特に税金やお金、政治にまつわる事柄が多いこの頃では起業において『宗教法人は非課税だから独立するなら宗教を立ち上げた方が儲けがある』なんて話もチラホラ聞かれます。

 確かに本来の事業である『宗教活動においては非課税』とされていますが、収益に関わる事業は課税対象であり、ちゃんと法人税が課されます。

 とはいえ、どこからどこまでが宗教活動または収益事業なのかの線引きが曖昧な部分もあるので、全部が嘘というわけでもないのですが……本当にそこまでお金が発生するものなのでしょうか?

 まぁ、その話しは置いておくとして……信仰自体を持つことは悪いことではありません。

 寧ろ、困難なことに直面したり精神的な活力を得るという点では栄養ドリンクやエナジードリンク、お酒に頼るよりよっぽど健康的です。

 大好きな推しのアイドルのために働く、というのも見方を変えれば信仰ですし、電車を撮ったり、アニメキャラを愛でるのも信仰といえるでしょう。

 自分の中に信仰を持つというのはこのように素晴らしい効果があります。

 なにも『神』を信じなければ信仰していない、というわけではないのです。

 ただ、一方で自分や家族の身が滅びるまでお布施をしたり、他人へ強要したりする行為については度が過ぎています。

 そんなのは自身の欲望を満たすためのエゴといえるでしょう。

 お金を注ぎ込む、という点に関しては夜遊びであるホストやキャバ嬢、風俗通いとさほど変わりありません。

 自分の身を立て、他人へ無理強いせずに己の中だけで楽しみ、崇拝する……これくらいが健全な信仰者ですね。

 推される側にとっても大金を注ぎ込まれて一度きりの応援より、少額でもいいから末永く応援してくれるほうがよほど嬉しいでしょう。

 御朱印巡りやパワースポットめぐりが流行し、人気ある場所には多くの人々が御利益を求めて押し寄せますが……神社を長く巡っている者から見たら、遠くにある有名な場所に一回だけ行くよりも近くにある無名の神社に週一でも良いからお参りする方が簡単に御利益を得られると思っています。

 特に日本の神様は『八百万の神』なんていわれるほど、種類が多く台所やトイレにまでいるほどですから、とても身近な存在で人間味が強いです。

 この点は『唯一神』として崇められている外国の神様と違うところであり、大きな利点ともいえます。

「でも力が弱いから……」と述べる人もたまにいらっしゃいますが、大きな御利益だけど得られる確率が低い有名な神様と小さな御利益だけど得られる確率の高い無名の神様……双方が目の前に現れたらどちらを信じるでしょうか?

 多くの人が後者の神様を信じるでしょう……とはいえ、御利益云々で比べたら罰が当たるでしょうが(;^_^A

 つまりはそういうことなわけで、小さな神社だからとスルーするのは実にもったいないです。

 ……話しが大幅に逸れてしまいましたが、信仰とは生きるための活力であり精神安定剤の側面があるので「自分はなにも信じない!」という方はこれを期に何か一つでも信じるものを持ってみてはいかがでしょうか?

 

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