備忘録

〖備忘録 第70譚〗正月終いのどんど焼き

 おばんです、シードルです。

 本日は『どんど焼き』が行われるとのことで、盛岡市にある盛岡八幡宮へと訪れました。

盛岡八幡宮

 どんど焼きとは、お正月に歳神様(都市神様)をお迎えするために飾った門松や松飾を正月の終わる小正月(1月15日)に神社や地域の人達が集めて焼く火祭りのことで地域によっては『どんと焼き』とも呼ばれています。

 多くは神社の境内で行われますが、田んぼや河原、公民館など拓けた場所で行うこともあるそうです。

 基本は1/15がほとんどですが、前日や翌日に行ったりとこちらも地域によって違いがあります。

境内

 盛岡八幡宮は盛岡の総鎮守も担っているため、正月時期ともなると交通規制や多くの参拝客で溢れかえります。

 本日は平日で雪も降っていたためか、松の内ほどの人だかりはありませんでしたが、それでも周辺の交通規制や駐車場の満杯は健在…………さすがですねぇ。

 どんど焼きを見る前(実は社殿に行く前の階段横ですでに行われていますが…)にまずは参拝です。

 盛岡八幡宮と岩手護国神社でかなり遅めの新年のあいさつです。

 昨年はありがとうございました。本年もよろしくお願いします。

 ちなみにこちらで頂ける御朱印は盛岡八幡宮と岩手護国神社の二種類となっています。

どんど焼き

 そうして、参拝した後はどんど焼き見学へ。

 お正月飾りが大きな火柱と煙を上げて勢いよく燃えています。

 この火に当たったり、煙を浴びたりすると無病息災や病気平癒に効果があるとか…………さらには残り火で焼いた餅を食べることでその効力もさらにアップするそうです。

 さらにさらに残った灰は魔除け・厄除けの力があり、家の周りに撒けば良いのだとか……。

 もし、畑に灰を撒けば病気に強い野菜が豊作になるでしょうか?

 やってみたい反面、罰当たりな気もしてなかなか私にはできないです(笑)

 本日は雪がちらつき、風があまりないせいかなかなか煙は浴びることができませんでしたが、十分に火に当たって暖を取らせていただきました。

 しかし、この火で焼きいもをしたらさぞ美味しいでしょうねぇ……。

 …………と、普段は焼いているところをしばらく見てから、すぐに帰るのですが私にはまだやりたいことがあります。

 それは盛岡八幡宮名物の『鯛みくじ』

 傍に立てかけている釣り竿を使用して、鯛を釣り上げてその中にあるおみくじを見るものです。

 赤い『真鯛』と金色の『金目鯛』の2種類があるのですが、普段は真鯛のほうが多い傾向にあり、特別な日や期間では金目鯛が多く出現します。

真鯛
去年釣り上げた真鯛

 去年は真鯛を釣り上げたのですが、今年は金目鯛を狙って挑戦です。

金目鯛
今年の金目鯛

 余談ですが、実はこの鯛……おみくじとは別に『あたり』があるらしく、それを釣り上げると『特大の目出鯛』と交換できるのだとか。

 ……正直な話し、おみくじ自体はどうでもいいです。ほとんど当たった試しがないですからね。

 それよりも、特大目出鯛を当てたい…………どうしても当てたい!

 一回200円…………はたして結果は?

おみくじ

 おみくじの内容は『大吉』

 しかし、内容としては待ち人は遅かったり、失せものは出るのが遅かったり、旅行は控えたり……縁談に至っては先方に想い届かず、とイマイチ………。

 目的である特大目出鯛のあたりも出ず。

 欲に目が眩んだためでしょうか?

 とはいえ、内容はその時々で変わるもの…………それに運自体は良いようなので真摯に受け止めましょう。

 総合的に判断すれば『気を強く、長くして生きろ』ということらしいですしね。

 どんど焼きも見られたし、暖もとることが出来たので今年も面白おかしい一年になりそうです。

 どんど焼きに関してはまだ行っている神社もありますので、皆さんも時間があれば御利益ある火と煙を浴びてみてはいかがでしょうか?

 そして、特大目出鯛を当てた方はぜひとも私にご一報のほど、よろしくお願いします!

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