おばんです、シードルです。
そろそろ中国では『春節』が始まりますね。
春節とは旧正月……つまり旧暦のお正月を指し、中国ではこの春節が1年で最も重要な祝祭日とされており、新暦のお正月(1月1日)よりも盛大に祝われます。
2025年の今年は1月29日とされており、もう既に電車での混雑や車の渋滞が話題となっています。
この春節における年末年始の期間を中国では『過年(かねん)』と呼び、過年には年越しの意味と併せて、想像上の動物である『年(ニェン)』をやり過ごすという意味もあります。
言い伝えによれば、この年……中国での一年の終わりに現れ、人々や家畜を食べるなどして恐れられていたとされています。
人々はこの年をやり過ごすため、年が嫌がる赤い色の飾りつけをしたり、爆竹で大きな音を出して追い払ったりしたのが、春節の由来の一つとされています。
そのため、毎年この時期になると爆竹や花火で盛大に祝ったり、赤い提灯や対聯(ついれん)と呼ばれる物を建物の入り口や道路に吊り下げたりしています。
お年玉のような圧歳銭(ヤースイチエン)というのもあり、日本でいうポチ袋は紅包(ホンバオ)というものもあります。
こうして見ると日本の正月とほとんど変わらないですね。
料理のほうもおせちのようなものがあり…………いずれもゲンを担いでいます。
・魚(『魚』の漢字は『余』と同じ読み方をするため、その年のゆとりある暮らしを願う縁起物)
・餃子(昔の貨幣である元宝(銀錠)という銀貨がルーツとされ、富をもたらす縁起物)
・春巻き(最後まで食べきることから『終始一貫』という意味)
・長麺(長寿の願い)
・年糕(ねんこう)と呼ばれるお餅(収入や身分が上がってほしいという願い)
があります。
やはり、アジア圏内の国々はどの国も似ている部分があるようです。
一方で、春節における事故もあります。
爆竹や花火を運んでいる際の爆発事故や火災、大気汚染、渋滞や混雑におけるルール違反や交通事故などです。
とはいえ、日本でも渋滞における事故はありますし、餅を喉に詰まらせる事故は毎年あるので、やはりイベント事にハプニングは切っても切り離せない関係なのかもしれません。
岩手では中華店はチラホラありますが、中華街といった大規模な地域がないので、あまり馴染みがないのかもしれません。
もしかすると横浜などに行けば何かイベントが開催されているかもしれません。
春節における連休期間は2月4日頃までとのことなので、その期間中に中国にゆかりのあるお店を訪れてみてはいかがでしょうか?