皆さん、冬のイベントといえば何を思い浮かべるでしょうか?
雪合戦? スキー? イルミネーション? 雪まつり?
確かにどれも『雪』が関わる楽しい冬のイベントですが、今回ご紹介するのは雪とは少し違う『氷』です。
どういうことか……気になった方もいると思います。
それでは、神秘で幻想的な世界にご案内いたします!
本州一厳寒の地に出現する神秘の世界
その神秘的な世界は岩手が誇る県庁所在地、盛岡の薮川地域に現れます。
薮川といえば、薮川そばに秋のキノコ……そして全国的に名高い『本州一寒い』と称される極寒の土地であります。
毎年、氷点下を誇る寒さをもたらし、岩手の氷上ワカサギ釣りで有名な岩洞湖も有する土地です。
広大な湖すら凍りつかせるその寒さはまさに極寒地獄といっても過言ではありません。
しかし、そんな土地にも来る者を魅了する世界があります。
それが、安倶里 まほら岩手さんが開催している氷のテーマパーク『氷の世界2022ーぬくもりー』です。
このイベントは薮川地域の町おこしとして、まほら岩手さんが行う寒さを生かしたお祭りです。
氷の世界のイベント自体は今回で2回目とのことですが、雪国ならでは……そして極寒の地ならではの様々な催し物が行われています。
特に目玉となっているのが巨大な氷の洞窟と30万珠のLEDライトを使った幻想的なイルミネーションです。
今回は真昼に訪問したこともあり、残念ながらイルミネーションをご紹介することは出来ませんが巨大な氷の洞窟はご紹介しますのでご安心下さい。
アクセス
経路
ここでは氷の世界の会場、まほら岩手さんの住所と経路をご案内します。
詳しくはホームページにも案内がありますのでそちらをご参照してください
郵便番号 | 028-2711 |
住所 | 岩手県盛岡市薮川字外山436-1 |
電話orFAX | TEL 019-681-5470 FAX 019-681-5477 |
簡単な経路案内を掲示しますが、行く際は再度下調べを行って確認すると安心です。
三陸沿岸及び岩泉方面(自家用車) | 岩泉から国道455号線を盛岡方面に向かって岩洞湖を過ぎ、大きな看板のある左手の道を行くと到着します。 |
盛岡から(自家用車) | 国道4号線に入ります、盛岡駅及び盛岡市街地からの場合は県営球場方面へと向かってください(国道4号線から県営球場へ入る道路が国道455号線です) その後、455号線を岩泉方面へと直進すると『薮川そば』様があります。お店を過ぎると右手に大きな看板がありますのでそこを右折し、直進すると到着します。 |
バス | 盛岡駅東口から盛岡ー岩泉・龍泉洞の早坂高原線に乗車し、『外山森林公園』または『岩洞湖』で降車してください。 |
営業時間
定休日は月曜日と火曜日です。また、月火が祝日の場合は翌平日が定休日となりますのでご注意ください。
通常営業時間は10:00~16:00となっていますが、イベントにより時間は変動します。
現在、氷の世界2022ーぬくもりー期間中は10:00~19:00までとなっております。
開催期間は2022年1月22日~2月27日となっております。
氷の世界探訪
いざ、入場
それでは早速、氷の世界を探訪していきましょう。
まずは入場券の購入となります。
入場券はまほら岩手さんの『こもれび館』の食堂にて発行しています。
駐車場の目の前にありますし、係の方もいますので迷うことはないと思います。
※今回の記事は2022年の氷の世界のものとなっております
中に入り、一階の食堂で入場券を購入します。
入場料は大人1,000円、小学生700円、未就学児(小学生以下)は無料となっています。
入場券のチケットは現地ではもちろんのこと、まほら岩手さんの公式サイトからでも購入することが出来ます。
こもれび館の隣には今流行のサウナテントがあります。
ここは『HOTスポット』と呼ばれる体を温めることが出来る場所のようです。
氷の世界の会場ではこのような『HOTスポット』が数箇所あります。
ちなみに土日祝日のみ限定のため、平日に行った私は利用出来ませんでした(^_^;)
こもれび館から左手に進むことで氷の世界の会場に行くことが出来ます。
道は池側とキャンプ場側がありますが、順路は特に指定されていません。自由に行きましょう。
ちなみに私はキャンプ場側の道から行きました。
ただし、こちらは通れるには通れますが特に何かあるというわけではなく、池側から行ったほうが少し距離が短いのでそちらの方が短縮ルートとなっています。
つまり、私の場合は遠回りしていました(笑)
ですが、会場は分かりやすいので迷うことは無いと思います。
なぜなら、しばらく行くと……
大きな氷の建物が!
氷の世界へ
はい、そうです。こちらのゲートが氷の世界の入り口となっています。
近くには総合案内兼物販所もあり、係の方もいますので何かあった際でも大丈夫です。
入る時は入場券を見せることなく、普通に入ることが出来ます。
入ってすぐの場所には3つのかまくらと大きな雪山があります。
かまくらにはもちろん入ることが出来ますし、雪山ではお子さんがソリを使って滑って遊んでいました。
有料ではありますがソリのレンタルがあるようです。
また、持ち込みも可能とのことでした。
ソリで遊ぶ場合は事前に電話や受付で確認すれば確実です。
ちなみにかまくらはイルミネーションの対象で夜になると光るそうです。
薮川は寒さだけでは風も強いので、風除けにもなり休憩所にもなるかまくらは最高です!
中も意外と広いので家族4人ほどなら入ることが出来ます。
先人の知恵と家族のぬくもりを改めて感じ取れるスポットですね。
それではいよいよ、メインスポットを紹介していきます!
こちらが氷の世界のメインスポット『氷の洞窟』です。
全長10メートルの巨大な洞窟で約1ヶ月間、24時間散水作業を行い、完成させたそうです。
もはや脱帽と圧巻に尽きます。
さらに内装は氷彫刻会岩手県支部の有志の方々や盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校の生徒さん達の協力により神秘的に仕上がっております。
こちらのバーは土日祝日の14時~18時30分限定でオープンし、実際にドリンクを頼むことが出来ますよ!
ドリンクはHOTからCOOOLまで注文でき、内容もジュースやお酒など幅広く取り揃えているようです。
ただし、お酒は20歳から……飲酒運転は絶対にダメですよ!
コールドドリンクを頼んだ場合は+300円で氷のグラスに変更出来るようです。
ここで月が出たら……ムードとしては完璧です。
今回は昼間の訪問になりましたが、夜であればさらに幻想的な空間になっていたでしょう。
デートスポットにもフォトスポットにも良い場所です。
さて、氷の洞窟を抜けて案内所の裏側へ回ると森へと続く道があります。
その道を進んでいくと……
なにやら、かまくらの前に鳥居が立っています。
その隣には……
木の前にハート型のアーチがあります。
ここは縁結び神社と幸せのアーチといわれる場所のようです
ハートの緑玉に願い事を込めて木の穴に向かって投げることにより、中に入ったら良縁に恵まれるようです。
外したとしても幸せのエレメントが幸せの縁へと導くとは良心的です。
よく見ると確かに2本の木がハート型に見えます。
さらに本格的な恋みくじを引くことも出来るみたいです。
ちなみに私も挑戦しようとしましたが、緑玉がどこにあるか分からず、引いたおみくじはsy……ゴホンッ! ゴホンッ!………いえ、内容はご想像におまかせします(笑)
縁結び神社の側には林の小道があります。
昼間は特に目立ったところはありませんが、夜になると幻想的なイルミネーションが出現します。
イルミネーションはまほら岩手さんのスタッフの方、完全オリジナルのイルミネーションで1回目から規模を拡大しているそうです。
ここが2箇所目のおすすめデートスポット兼フォトスポットとなります。
この道を通り、再び会場へと戻ります。
会場を出て左側に進むと今度は二つの池があります。
二つの池ではそれぞれスケートリンクと氷上ヒメマス釣りが出来るみたいです。
スケートリンクではヒールやスパイクのない靴ならそのまま利用でき、またスケート靴のレンタルも行っているみたいです。
ヒメマスは主に北海道や青森県の十和田湖、栃木県の中禅寺湖が有名でなかなか馴染みのない魚だと思います。
岩手でも岩洞湖で稚魚の放流が行われているそうですが、ヒメマス自体が病気やストレスに非常に弱く一部の養殖場でしか養殖されていないので珍しい魚です。
とても美味しい魚ですので、食育の観点からも釣りに挑戦することをおすすめします。
ただ、土日祝日限定とのことなので私は挑戦出来ませんでした(T_T)
この二つの池を通ると再びこもれび館に戻ることが出来ます。
最後は温かいきのこそばをいただきました。
とても美味しく、身も心も温めることが出来ますよ!
おわりに
今回は神秘的な氷の世界を紹介させていただきました。
平日の昼間に伺ったこともあり、あまり多くは紹介出来ませんでしたが、この他にも様々なイベントがありますので、家族で……恋人同士で……ぜひとも行ってみてください!
ただし、極寒の地なので行く際は防寒対策は絶対に忘れずに!
また、暗くなってから行く際は路面の凍結に注意し、安全運転で行くようにしてください!
この他、まほら岩手さんは年中無休で利用出来るキャンプ場もあります。
春夏秋冬、自然と触れ合いを楽しめる場所なのでいつでもどんな時でもオススメです。
人との関わりが薄くなりがちな現代ですが、こういう時こそ自然をおもいっきり楽しみましょう!