雑記ネタ

シードルが推す! 探勝のすゝめ【趣味】

 皆さん、突然ですが『マツコの知らない世界』という番組をご存知でしょうか?

 毎週火曜の21時に放送される番組で、マニアックな世界を知る人達がマツコさんにあれこれと教える番組です。

 私はその番組が好きで毎週録画までして見るほどですが……今回はそんな番組名にあやかって私シードルがこのブログを見ている皆さんに推し勧めるほど好きなものを紹介しようという企画でございます。

 まぁ、簡単にいうと周囲になかなか私と趣味嗜好が合う方がいないので、この際に同志を増やしていこうという野望というか計画であります(笑)

 マツコさんの番組に出ている方々には知識量も技量も遠く及ばず、玄人どころか素人に毛が生えた程度のにわかに近い存在ではありますが……自身の培った経験と体験を武器にプレゼンツさせていただきます。

 今回のテーマはずばり!

『探勝』です!!

探勝について

探勝とは?

 さて、重ね重ねお尋ねして申し訳ないですが、皆さんは『探勝』という言葉をご存知でしょうか?

森の中で佇む

 当ブログの他の記事を何度かご覧になっていただけたら分かると思いますが、私は記事中盤より『探勝レポート』として実際に行った時の様子を写真も交えて紹介しています。

 その時にふと「探勝、ってなに?」と思った方はいると思います。

 探勝とは……

名勝を探す、と書いて探勝となり、意味としては良い景色を探して出歩くこと。

を指しています。

 名勝というのは景勝地……さらに噛み砕くと風光明媚で綺麗な景色を指します。

 分かりやすい所でいうなら宮城県にある『松島』が名勝にあたります。

 とはいえ、探勝の対象となるのはそんな誰もが羨むような景勝地ではなく『自分が綺麗だと思った景色や風景』を対象としています。

 そんな探勝をなぜ私が推すかというと……それは

趣味とするにはあまりにも多いメリットがあるから、です!

 では具体的にどんなメリットか……詳しくご紹介します。

探勝を趣味にする数々のメリット

アウトドア・インドア両方に優しい

 趣味でよく論争に挙がることといえばアウトドア派かインドア派かということですよね。

 屋外に出てアクティブに動く趣味はアウトドア、屋内で静かに活動する趣味はインドアといった具合です。

アウトドアイメージ

 前者の例としては野球やキャンプ、ツーリング等……後者の場合は読書やゲーム、映画鑑賞といった感じですね。

 そして、だいたい異性受けが良いのはアウトドア系でインドア系は下に見られるといった風潮があるように感じます。

インドアイメージ

 私としてはそんな趣味で人を見るのはどうかと思います。

 まして、そもそもの定義があやふやなのでアウトドアもインドアも関係ないと思うんですよね。

 もし、定義通りで当てはめてしまえば屋内で行うスポーツはインドアになってしまいますし、外に出て本を読みながらお酒を飲むだけでアウトドアになります。

 便利なもので溢れ返る世の中だからこそ、趣味は日々進化しているんですよね。

 その点、探勝はというとアウトドア系に含まれますが、インドア派の方にも優しい趣味です。

 山登りや釣り、スキーなどは経験や道具ありきですが、探勝は景色を見て楽しむのが目的なのでそこまで敷居が高くありません。

 さらに対象となる場所が秘境の絶景とかではなく、近場の景勝地になるので散歩がてら出かける……といった気軽さがあります。

 趣味が散歩ではなんだかインパクトがないし、写真撮影だとプロカメラマンのようなイメージが持たれやすい……けれどアクティブなアウトドアまでは手を出せない、といった方にオススメな趣味といえます。

お財布に優しい趣味

 趣味に凝りすぎるとしばしば問題になりやすいのが『お金』の問題です。

お金

 その点、探勝は散歩の延長線にあるような趣味なので基本的に大きな額の費用はかかりません。

 かかるといえば交通費や見物料くらいでしょうか?

 それでもほとんどが自然景観や文化的景観を楽しむ趣味なので無料の場合が多いです。

 さらに水筒やお弁当など……持参品を工夫すれば費用をさらに抑えることもできます。

 つまり節約においても強い味方となる趣味です!

アクティブ系アウトドアの入門にぴったり

 探勝は気軽に行くことが出来るのが最大のメリットですが、もう一つのメリットとして挙げられるのがアクティブ系アウトドアの足がかりとしてぴったりということです。

アクティブ

 初心者が本格的な山登りを行うには些かハードルが高いですよね?

 ましてや費用もそれなりにかかるし、山登りに必要な体力作りをするにも辛くて挫折してしまう人がいると思います。

 その点、探勝はアクティブ系アウトドアな趣味の中でも比較的優しいほうです。

 綺麗な景色を追い求める内に自然と体力もつくでしょう。

 そうなると人間とは欲深い生き物でさらに良い所に行こう、と場所のランクを上げていきます。

 するといつの間にか山の頂上から見た景気を目に焼き付けたい、と山登りへ昇華することもあります。

 このように探勝はアウトドアな趣味への入門に最適なのです。

体力がつく・技術が身につく

 これは入門の部分でも触れましたが探勝をしていると次第に体力がついてきます。

体力

 始めは町中の綺麗な景色を見ている内に今度は自然のある所……次は自然が濃い所……秘境、絶景……といった具合に比較的ランクアップがしやすいです。

 自然のある所を目指して行くようになれば比較的体力もついて健康にも良い状態になります。

 この時、万歩計アプリなどを使えば自分がかなり歩いていることに驚いてしまうかもしれません。

 ここから、秘境や絶景なんかを目指しだすと今度は足腰や腕の力などもつくようになり、一種のスポーツマンみたいになってしまいます。

 さらに体力だけでなく、その境地までくれば様々な技術も身についている筈です。

 現に私は探勝を始めて……

・天気の変わり目をある程度予想することができるようになった。

・地図の読み方が分かってきた。

・色々な道での歩き方を感覚で覚えた。

・体に負担がかからない動き方を知ることができた。

・動植物に関する知識を得ることができた。

などといった様々な恩恵を受けています。

 自分の身になるために趣味にしたわけではないのですが、これは非常に嬉しかったですし、これらの技術は実生活でも役に立っています。

 このようにメリットしかない探勝ですが、果たしてデメリットはあるかというと……

 デメリットはないです!

 費用もそうですが、行く場所も自分次第ですし、ギャンブルのような周囲の人々に影響を及ばすほどの中毒性もありませんから……ですが、注意した方がいいことはいくつかあります。

探勝における注意事項

禁止事項・ルールを守る

 探勝には基本的に禁止事項やルールはないですが、探勝先となる場所には時と場合によって禁止事項やルールが存在します。

 例えば……

焼走り熔岩流 散策3
岩手山が生んだ極限の大地【八幡平市‖焼走り熔岩流】  日本という国はアジアの中でも特に災害が多い国で有名です。  台風や地震や津波、山火事や土砂崩れ……多種多様な災害が起こり、目に...

 こちらの記事で紹介している焼走り熔岩流では熔岩が至るところに落ちていますが、持ち帰りは禁止となっています。

 また……

日本を象徴する昔ながらの原風景【遠野市‖荒神神社】  皆さんは日本の昔というとどのような光景を思い浮かべるでしょうか?  山へ柴刈りに行くお爺さん、川で洗濯をするお婆さん、柴犬と戯...

 こちらの記事で紹介している荒神神社の周辺はほぼ私有地なので駐車する場合は近隣住民の方々に迷惑をかけてはいけない、というルールが存在します。

 この他、ゴミを捨てない……国立公園などに指定されている場合は動植物を持ち帰らない、といったルールが存在し、それを破ってしまうと二度とその地に立ち入ることはおろか最悪の場合、法律で罰せられる場合もあります。

 現地へ行った際はどのようなルールがあるかを事前に確認するのが重要です。

無理はしない

 これは私もときどきやってしまうので、人にいえないのですが『無理はしない』ということです。

無理をする

 探勝に慣れてくると「もっと綺麗な場所に行きたい!」「次はあそこに挑戦できるんじゃないか?」と欲と過信が必ず生まれます。

 そうして、行った先で怪我や遭難といったトラブルに見舞われることが多々あります。

 私自身もその過信で山で遭難し、迷った末に脱水症状になりながら死にものぐるいで車にたどり着いたことがあります。

 行く際は自身の身を守ること安全を第一とし、行先を誰かに告げておく……もの足りないと思うくらいで済ませる……と腹八分目的な考えで行動しましょう。

おわりに

 探勝は自分に合わせて自然と親しめることができる良い趣味です。

 さらに自然だけに関わらず、神社仏閣や城跡など歴史的建造物などもその対象に含まれ、気軽に行くことができるのはもちろんのこと山登りから沢登りまで派生することが可能な趣味でもあります。

 それを踏まえると岩手は広大な土地と自然に囲まれており、街のみならず平野や山々、海岸沿いなど綺麗で美しい場所が多々あるので探勝初心者から玄人までぴったりな土地です。

 皆さんも探勝を楽しむため、岩手という自然豊かな土地に遊びにきませんか?

 一緒に楽しむことができる同志が増えることを願いながら、首を長くしてお待ちしています!

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