町ぶら

自然のスケッチブックに描く賢治作品【花巻市‖八幡田んぼアート】

 田舎の夏の風景で象徴となるのは『田園風景』が印象深い人もいると思います。

 特に夕暮れの田園や青空に田園といった風景は童謡の題材にもなったりと日本人の心に深く残るものとなっています。

 今回は花巻市でそんな田園風景をアートにしている場所をご紹介します。

田んぼアートとは?

 岩手県の花巻市では石鳥谷町にて田んぼアートが行われています。

 田んぼアートとは、田んぼをキャンバスに見立てて、色の異なる稲を植えることで巨大な絵や文字を作る自然のアート作品のことです。

 顔料代わりに使用される稲は古代米などの葉の色が濃い紫色や黄色、または観賞用品種の稲を使用されており、背景となる緑色の稲は食用のものを用いています。

 無論、ただ植えると綺麗な絵にならないため、稲を植える際は斜め上から見る想定で図形を設計し、遠近法を考慮して植えられています。

 岩手では花巻市石鳥谷の他に奥州市の水沢や平泉でも田んぼアートが開催されています。

 奥州市の田んぼアートについてはこちらに詳しく記載しています。

田んぼアート
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石鳥谷の田んぼアートとは?

 花巻市石鳥谷町の田んぼは主に地域の活性化や地域内外の交流を図ることを目的として開催されています。

 毎年、違う趣向を凝らした作品を作っていますが主に花巻市ということもあり『宮沢賢治』や『賢治作品』を題材としたものが多いです。

アクセス(田んぼアートが見られる場所)

 田んぼアートが見られる場所は石鳥谷生涯学習会館駐車場東側となっています。

石鳥谷体育館柔剣道場
こちらは石鳥谷生涯学習会館の向かいにある柔剣道場です

 ワシの銅像と田んぼアート開催期間中は幟(のぼり)があるのが目印です。

ワシの銅像
駐車場の中には大きなワシの銅像があります

 分かりやすい入り口ですと国道4号線沿いにある『道の駅 石鳥谷』へ入り、隣接する石鳥谷図書館の裏側に行くと生涯学習会館があります。

 さらに、こちらの駐車場は石鳥谷花火大会が行われる際も花火がよく見える場所となっています。

 また、田んぼアートは東北本線の鉄道のすぐそばとなっているため、電車に乗って見ることも可能になっています。

 私としては一望することが出来る駐車場からの眺めがオススメです。

見学地住所

 以下で田んぼアートの開催地および目印となる生涯学習会館の住所を掲載します。

名前八幡田んぼアート
郵便番号028-3163
住所岩手県花巻市石鳥谷町八幡第3地割028-3163
こちらの住所は田んぼアートの住所となりますカーナビなどで行く際は下の学習会館の住所となります

名前石鳥谷生涯学習会館
郵便番号028-3171
住所岩手県花巻市石鳥谷町中寺林第7地割1-1

探勝レポート

 見頃としては稲の生育の最盛期である6月下旬~8月中旬が見頃となっています。

田んぼアート

 植えたばかりですと田んぼに張っている水が目立つため、ある程度稲が伸びてからいくのがオススメです。

 また、うまく電車が通ると電車と田んぼアートを同時に楽しむことができます。

 線路の上部には高架線が張っていますが写真で撮るとご覧のとおり、田んぼと同化してしまってあまり気になりません(笑)

おわりに

 岩手は広大な土地を有しており、田んぼアートはまさしく自然豊かな岩手ならではの人と自然の芸術作品といえるでしょう。

 また、今回紹介した花巻市石鳥谷町の他にも田んぼアートは奥州市にもありますので、そちらへ行ってみるのもオススメします。

 心の中にひと夏の思い出を彩りましょう!

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